・やること
レベルアーップ!
ドクターマイティ!2匹で作る!
ドクターマイティ!2匹でメイキーング!X!
ダブルアーップ!
君が私を!お前が自分を!
何度も何度も倒して!XX!
ミミッキュ「I am God...」
キリキザン「いや、やかましいな神」
・構築に至る経緯
参考:http://atsuatsuoden252.blog.fc2.com/blog-entry-100.html?sp
8世代を見据え、起点型ミミッキュをずっと使ってきましたが、ガラルのミミッキュはダイマックスにより大幅な強化を受けたと言っても過言ではありません。結果的にマイナーな型からの脱出とはなりませんでしたが、意表を突く型として相変わらずの安定感を得ました。
ところが、今作はドリュウズが今まで以上に勢力を拡大し、特にスカーフかたやぶりには手も足も出ません。そのため、これまで以上に起点役2枚選出の試合が増えることになりました。これはメガシンカとZ技がなくねり、ダイマックス1本で再スタートした仕様と上手い具合に噛み合ったと思います。
結果的に、ミミッキュとキリキザンで全力で起点を作り、ダイマックスオノノクスで3タテをするだけのパーティになったとさ。ポケモンバトルは3匹でもマスターランクに行けるんだなって。
・個体紹介
1.ミミッキュ@こうかくレンズ
ひかりのかべ/ちょうはつ/おにび/のろい
ようき、ばけのかわ
159(228)-110(0)-106(28)-x(0)-125()-162(252)
H:16n-1
1年間目をつけ続けました。
相変わらず起点役としては大変優秀で、Zもメガもなくなったために以前より仕事をこなせるようになったと思います。ダイマックスについては、前者ほど火力が上がらず、対面からならおにびやひかりのかべで3ターン枯らすことも十分できると感じました。
また、速いポケモンが軒並み姿を消し、注意すべきがオノノクスやサザンドラ程度になったのも追い風でしょうか。特にオノノクスはラムのみ持ちも一定数おり、ミミッキュ単体では止めるのが難しいため、キリキザンの併用は必須に近くなります。
ダイマックスがなくてもかなり活躍できたため、今後も型の発展に期待がかかります。
2.キリキザン@きあいのタスキ
アイアンヘッド/がんせきふうじ/ふいうち/ステルスロック
いじっぱり、まけんき
141(4)-194(252)-120(0)-x(0)-90(0)-122(252)
今回のステロ要員。攻める展開では欠かせないポケモンです。
アローラでこの重責を担ったガマゲロゲは、好敵手カプ・コケコやゲッコウガを失い、また自身もがむしゃらを失ったことで正直食指が動くことはありませんでした。その点キリキザンは、はたきおとす没収と引き替えに技スペが空き、持ち前の火力で十二分な削りも行えます。また、特性により安易な起点作りを許さず、キングシールドでAが上がる等、7世代よりは使いやすくなったかなと感じています。サイコフィールドがシングルから激減したのも大きいです。
割とやることは単純なので、取り立てて書くことはありませんが、耐久無振りドラパルトはふいうちでワンパンできるので、型が割れてるなら温存も吉です。
3.オノノクス@ラムのみ
ダブルチョップ/インファイト/アイアンテール/りゅうのまい
ようき、かたやぶり
152(4)-199(252)-110(0)-x(0)-90(0)-163(252)
ミミッキュに悩まされがちな積み展開に帰ってきた大物ドラゴンです。
スーパーランクからは、いかにオノノクスを安全な状況で着地させるかを意識していました。ダイマックスは現在のHPを倍にするため、ダイマックスするタイミングではできるだけHPを温存したいのが本音です。しかし、積み技を使うターンは無防備なので、そこでの被ダメを減らすことが、ひいては抜き性能に繋がると考えたためです。
この考えはダイマックスしてからも大事で、ダイマックス終了後も殴り合いに勝つために、Aを上げるかBを上げるか、あるいは相手のAを下げるかの選択は重要だと学びました。
それにしても、オノノクスがこんなに強かったとは...。剣舞Zで崩しをするイメージしかなかった。
※以下の3匹はパーティに入ったものの、選出率が極端に低かったことを意識してご覧ください。
4.リザードン@こだわりメガネ
かえんほうしゃ/エアスラッシュ/ソーラービーム/きあいだま
おくびょう、サンパワー
153(0)-x(0)-98(0)-161(252)-106(4)-167(252)
大エースオノノクスが上の構成のため、アーマーガア入りに出すエースとして用意しました。結果的には微妙でしたが。
とにかくダイマックスしないと始まらないポケモンで、してもSを上げるか火力を伸ばすかの2択になりやすいのが、ちょっと扱いが難しい原因だったのかなと思います。攻撃範囲自体は優れているため、来期は崩しとして剣舞型の採用も視野に入りそうです。まあ剣舞珠ダイアースでやっとドヒドイデ確1程度の火力なのですが...。
5.バンギラス@じゃくてんほけん
ストーンエッジ/かみくだく/だいもんじ/じしん
いじっぱり、すなおこし
207(252)-204(252)-130(0)-104(0)-121(4)-81(0)
強いと聞いて用意してみましたが、殴ることしかできない上に鈍足で、しかもパーティコンセプト的に先発で投げられないため、命中も相まって使っていて非常にストレスがたまりました。バンギラス自体は強いポケモンですが、私のパーティには致命的に合わなかった。
6.ドリュウズ@とつげきチョッキ
じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/つのドリル
ようき、すなかき
186(4)-187(252)-80(0)-x(0)-85(0)-154(252)
当たるつのドリルは強かったです。
普通に使ってもそれなりの仕事をしてくれますし、ダイマックスでBDSいずれも上げられるため、小回りが利く点は評価できます。オノノクスほどではないですが、及第点。
ドリュウズをステロ役にしてはどうかとも思いましたが、技スペ的につのドリルを入れるのが難しかったので諦めました。今作アイアンヘッドの需要が高すぎるんだよな...。
・選出や立ち回りについて
ミミッキュを2番手にしてるのは、このポケモンが安全な場作りを役割にしているためです。
・苦手な相手
受け系統全般...毎度のことですが、積み展開は必ずしも受けに強くないということです。
・反省会
とにかくダイマックスの仕様に合わせるまでに負けすぎました。
ダイマックスは耐久が倍になるため、1段階能力を上げた程度では追いつけません。そのため、事前に2段階以上上げるか、削りを入れておくことが重要になります。また、相手のダイマックスの前でも積めるような場作りも欠かせません。7世代のようにどちらかだけで通せるほど甘くはありませんでした。
これらの問題を解消する手段として、7世代で散々探した「継戦能力の高いエース」は有効だったものの、はねやすめの没収やピンチベリーの弱体化、なにより耐久が上がる積み技の使い手が大幅に減ったのが致命傷でした。探した限りではミロカロスが1番近いかなと思いましたが、今考えればドレインパンチの存在を失念してましたね...。
結果として、起点役2枚+エース(オノノクス)に選出が極端に偏り、他3匹が飾り状態になってたのは頂けませんね。せっかく選出が固まったので、来期はこの余った3枠を有効に活用できればと思います。