兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

【第32回やまポケオフ優勝】イベルタルスタンふぉーえばー【剣盾ダブルS23】

 

こんにちは、おでんです。今回は第32回やまポケオフに参加した時の構築の紹介になります。シリーズ10ルールが再び採用される時の参考になれば幸いです。

 

f:id:atsuatsuoden510:20211107124301j:plain

色々あったけど、こいつしか使えねんだわ。

 

※参考

atsuatsuoden.hatenablog.com

atsuatsuoden.hatenablog.com

 


・構築の経緯

今回のオフは3ヶ月使ったイベルタルということで、その締めくくりになるようなパーティを考えることにしました。

オフというのは試合数が限られており、運が良ければ苦手な構築と当たらずに済みます。イベルタルは一般的にザシアンとゼルネアスが重いのですが、ゼルネアスを切ることで他の構築への対応範囲を広げることにしました。

パーティの看板であるイベルタルを使う上で、ザシアンより速いポケモンは必須。そのためレジエレキが入りました。レジエレキのボルトチェンジを有効に使うための受け駒として霊獣ランドロスが3匹目。この3匹に一貫する水を半減でき、詰め役として使えるカプ・レヒレを4匹目に選びました。

ここまでで、パーティの方針が盤面の管理と詰ませにあると判断したので、5匹目にはデバフと対面操作と行動保証を持つガオガエンに。最後に、もう1匹水耐性を持つポケモンが欲しかったので、ナットレイを選択しました。

以上でパーティが完成しました。


・個別解説

1.イベルタル@ミストシード

f:id:atsuatsuoden510:20201029230625j:plain

ひかえめ、ダークオーラ
205(28)-135(0)-140(196)-170(28)-150(252)-120(4)
バークアウト/ふいうち/デスウインング/まもる
HB:A182連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ3発を大体2回耐え

パーティの本丸。S22と配分は一緒です。

グラスシードは随分便利なものでしたが、やはり特殊耐久の不足は気になるものがありました。カイオーガのしおふきで致命傷を負い、立て直しがきかないのです。しばらくはオボンのみを試したりもしましたが、カプ・レヒレの採用に伴いミストシードに落ち着きました。

主な役割は相手の特殊アタッカーの火力を落としたり草タイプを処理してカプ・レヒレを通すことにあります。努力値とミストシードのおかげで場持ちはとても良いものの、その分いかくの効果を複数回受けてふいうちの火力が伸びなかったりという弊害も出てきます。パーティ自体かなりサイクル戦に寄せているので、必要なタイミングで交代させましょう。


2.レジエレキ@きあいのタスキ

f:id:atsuatsuoden510:20210829062202j:plain

おくびょう、トランジスタ
156(4)-x-92(172)-152(252)-71(4)-253(76)
10まんボルト/エレキネット/ボルトチェンジ/まもる
S:最速化身ランドロス@こだわりスカーフ抜き
HB:A182連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ3発を確定耐え
HB:A194ゴリランダーのねこだまし+グラススライダーをフィールドの回復込みで確定耐え

参考:

sir-o-night.hatenablog.com

前期と比較して持ち物と努力値を変えました。きあいのタスキと耐久振りの組み合わせは、思いついてもやる気にはならなかったのですが、実際やってみると中々良かったです。

じしゃくがなくなったので、ザシアンをボルトチェンジ+10まんボルトで落とせなくなりました。後述のナットレイで定数ダメを稼いだりと、もう一声負荷をかける意識で立ち回る必要があるでしょう。


3.カプ・レヒレ@たべのこし

f:id:atsuatsuoden510:20201029230703j:plain

ひかえめ、ミストメイカ
177(252)-x-139(28)-158(228)-150(0)-105(0)
ドレインキッス/ねっとう/めいそう/まもる
HB:A244ザシアンの+1きょじゅうざんを確定耐え

ウルガモスが回り回ってカプ・レヒレに戻りました。

モロバレルに隙を見せるのがどうしても嫌だったので、とりあえず催眠をケアできるミストメイカーの需要は高いです。また、パーティ全体で相手の火力を削りにいくため、めいそうからの詰みを狙う重要なポジションでもあります。

努力値は最低限の物理耐久を確保して火力を伸ばしました。技は外しのない単体技。ねっとうは後出ししてくるゴリランダーを、フィールドが変わるのを利用して焼くためにも使います。焼けば勝ちです。またドレインキッスは体力管理を楽にするために採用しています。メインはねっとうで、余裕のある時やとどめにドレインキッスで回復と使い分けました。

昔ほど簡単に扱えるポケモンではなくなりましたが、それでも良いポケモンでした。


4.ナットレイ@ヨプのみ

f:id:atsuatsuoden510:20200402124639j:plain

ゆうかん、てつのトゲ
181(252)-160(252)-152(4)-x-136(0)-22(0)
パワーウィップ/ジャイロボール/やどりぎのタネ/まもる
S:個体値0

ザシアンとカイオーガと連撃ウーラオス全てとやり合う枠。いわゆる過労死枠です。

S21の構築記事にチラッと載せてた個体を引っ張り出しました。何の変哲もない配分ですが、ヨプのみだけは考えました。ザシアンも連撃ウーラオスも格闘技が厄介で、そのため安易な受け出しができなかったのをどうにかするために採用しています。

上記以外だと主にレジエレキのボルトチェンジの交代要員や相手のツンデツンデ対策等もこなします。イベルタル軸の鋼枠はツンデツンデがメジャーですが、受け回すパーティにあの耐性がどうしても受け入れられないのとゼルネアスを切ってるためナットレイになりました。ゼルネアスを意識するならオッカのみのほうが良いかもしれません。

以前うみオフで優勝した時もナットレイ使ってたし、勝利の女神なのかもしれない。


5.ガオガエン@とつげきチョッキ

f:id:atsuatsuoden510:20200402124621j:plain

しんちょう、いかく
201(244)-136(4)-117(52)-90(0)-146(180)-84(28)
フレアドライブ/バークアウト/とんぼがえり/ねこだまし
S:-2最速100族抜き
HB:222ザシアンのインファイト最高乱数除いて耐え

親の顔より見たポケモンエンテイに脅かされがちなシリーズ10でしたが、やっぱりガオガエンは強い。

ゴリランダーをパーティに入れてないためねこだまし要員は需要があり、かつ万が一ゼルネアスと当たった場合に最低限の抵抗ができるポケモンが必要でした。地味に相手のナットレイも重いため、炎打点としても貴重です。

技はとつげきチョッキ型のテンプレとも言えるもの。炎打点に関してはナットレイ意識でオーバーヒートも良いかなと思いました。努力値に関しても無難なもので、使い心地は良好でした。ただSはそんなに必要だったかなと感じるので、いっそのこと逆補正かけて余りをDかBに振るのも良さそうです。


6.霊獣ランドロス@オボンのみ

f:id:atsuatsuoden510:20210503161819j:plain

ひかえめ、いかく
196(252)-148(0)-131(164)-149(84)-101(4)-112(4)
だいちのちから/サイコキネシス/まもる/とんぼがえり
HB:A244ザシアンの±0きょじゅうざんをオボンのみ込で確3
C:H199D136ザシアンをだいちのちからで確2
S:-1段階の最速100族抜き
A182ウーラオスのすいりゅうれんだをオボンのみ込で確定耐え

やっぱり俺には化身ランドロスは無理だったよ。

ランドロス、一時は化身ランドロスも試したのですが、火力と引き換えに受け出し性能がガタ落ちしたのがどうしても納得ができず、使い慣れた霊獣ランドロスに戻しました。ザシアンや連撃ウーラオスの前で行動保証があるのが偉すぎた。

何もかも前期と同じです。私のパーティのランドロスはこれで完成されています。対ザシアンのみならず、2枚いかくによるカプ・レヒレの援護も重要な役割になっているため、ガッツリ耐久に振っているのとパーティ方針が噛み合ってました。

3ヶ月間ほぼ変更無しで戦い抜いたランドロス、ようやく和解できた気がします。


・選出について

1.対ザシアン

先発:ランドロス+レジエレキ
後発:イベルタル+ナットレイ

レジエレキとイベルタルの被弾を最小限にとどめ、ザシアンを倒しに行きます。ザシアンを落とせるならランドロスナットレイが落ちても構いません。取り巻きはレジエレキでS操作しながらイベルタルで食います。

ガオガエンは一見出したくなりますが、連撃ウーラオスや化身ランドロスに上からボコられてパーティの負担になるので出しません。


2.対カイオーガ

先発:イベルタル+レジエレキorカプ・レヒレ
後発:ナットレイ+カプ・レヒレorレジエレキ

相手は先発トルネオーガで来ることが多いです。イベルタルは取り巻きの草を突破するのに使うので、まもるやミストシード、デスウイングを駆使して温存を意識します。余裕があればバークアウトでカイオーガの火力を削ります。

温存の優先順位はイベルタルナットレイが特に高く、ついでレジエレキ、カプ・レヒレが最下位です。カプ・レヒレトルネロスを落として、後発の草を残りで狩っていく意識で立ち回ります。

ナットレイ入は諦めましょう。勝ちにいくならねっとう火傷+デスウイング連打か。


3.カプ・レヒレで詰ませにいく場合

先発:イベルタル+カプ・レヒレorランドロス
後発:ガオガエン+ランドロスorカプ・レヒレ

3匹がかりでカプ・レヒレの障害を取り除きます。ゴリランダーがいる相手は後投げしてくる可能性が高いので、ねっとうの試行回数を稼いで焼きに行きます。相手のグラスフィールドとたべのこし、ドレインキッスでかなり場持ちはしますが、立て直し不可能になるダメージはなるべく避ける必要があります。

なお、やどりぎのタネがあるからと色気を出してナットレイを選出するとサイクル崩壊しやすくなります。H振りだと思ったより耐久ないんですよ。


4.その他

先発:イベルタル+レジエレキ
後発:ランドロス+何か

わりとやる選出。イベルタルスタンとは銘打ってますが、主役は一般枠。とりわけレジエレキのボルトチェンジから試合のテンポを掴んでいきます。最終的に詰めるか、イベルタルのふいうちorレジエレキで倒しきるの判断は試合展開に応じて好きなものを選びます。


・参考動画

第32回やまポケオフ決勝(上が1戦目、下が2戦目)

twitcasting.tv

twitcasting.tv


・終わりに

以上になります。

ランクバトルではそんなに結果を残せませんでしたが、3ヶ月使ったイベルタルで良い終わり方ができて良かったです。シリーズ11で使う予定はありませんが、GSでまた使ってみようかな。

最後までご覧いただきありがとうございました。質問は@atsuatsuoden252まで。