兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

【SVダブル(レギュレーションF)】俺は俺のためにオフを開く~第11回うみオフ、オフレポ(主催視点)

 

10/11,12に開催したうみオフについて、パーティと当日の動きとアンケートで出た意見への回答の三本立てでお話します。

・使ったパーティについて

元々はZAに合わせて「自分だけメガシンカを使いたいなあ」と考え、メガシンカ並のスペックを持つレジギガスを考えました。そのお供兼毒撒きにガラルマタドガス、後発に寿司を据えて試運転をしていました。


しかしどうしてもレジギガスで勝ち切る自信が持てず、またマタドガスのスペック不足を感じて別の毒撒き要因を探すことに。当然キラフロルが候補に上がるのですが、連撃ウーラオスに猛烈に不利なのがいただけません。そこで、サポート兼サブアタッカーとして化身ボルトロスを採用し、更ににほんばれを持たせました。
それでもキラフロルにテラスを切りたい試合が多かったので、テラス依存度が小さく晴れとの相性が良いカミイーユイを補完としてパーティが完成しました。


ちなみに、レジギガス型の試作品はケッキング型にアレンジし、うみオフ参加者のさんまのりさんにプレゼントしました。少しでも参考になったなら幸いです。

1.ボルトロス(化身) @ おんみつマント
テラスタイプ: はがね
特性: いたずらごころ
性格: おくびょう
181(212)-121-121(244)-146(4)-101(4)-150(44)
かいでんぱ / 10まんボルト / ちょうはつ / にほんばれ
パオカイの前でテラス込で行動保証を得られ、更にサブのアタッカーとして最低限の動きを取れるCSライン。
イーユイの炎技とボルトロスの電気技で挟むことで、安易な水テラスを咎めることができます。またかいでんぱとバークアウトで相手の特殊打点をガタガタにできる等、イーユイとの相性の良さを感じました。
にほんばれは技スペを割く価値のある技で、連撃ウーラオス対策はもちろんイーユイの火力やカミのSを補うのに便利なものでした。
ボルトロスの持つ要素の多くがヘイラッシャとあまり相性が良くないのが最後まで気になりましたが、それはそれ。

2.キラフロル @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: くさ
特性: どくげしょう
性格: ひかえめ
189(244)-67-128(140)-167(12)-102(4)-120(108)
キラースピン / パワージェム / ヘドロばくだん / すなじごく
ディンルーになろうとしたもの。
レギュレーションJ用に考えたもので、ディンルーと組む前提の調整です。今回は代わりにボルトロスと組ませ、にほんばれと合わせて多くのトルネウーラに苦い顔をさせ続けました。
すなじごくは対モロバレル最終兵器で、ボルトロスのちょうはつと合わせて狩るつもりでした。なお当たらない模様。
不意のおんみつマントにやられる試合が非常に多く、予選で霊獣ランドロスが持ってた時は動揺を隠せませんでした。
後続の寿司にしろカミイーユイにしろ、キラフロルの毒依存が高すぎるのが問題でした。ボルトロスのでんじはやヘイラッシャのあくびも魅力的ですが、技スペがね…。

3.ヘイラッシャ @ たべのこし
テラスタイプ: くさ
特性: てんねん
性格: わんぱく
257(252)-121(4)-159(76)-76-106(164)-57(12)
まもる / ウェーブタックル / ボディプレス / ねむる
ディンラッシャで使う個体を連れてきました。
ボルトロスの強みとあまり相性が良くありません。かいでんぱはてんねんと、にほんばれはウェーブタックルと。代わりにどんかんやあくびを入れようか悩みましたが、そうは言っても一致打点は魅力的で、どんかんだと寿司ミラーに負ける可能性が高くなるのが耐えられませんでした。
ねむるとあくびの両採用の線は、考察時は考えませんでしたが普通にありですね。眠ってる時の隙のデカさを補えますし、倒せない相手がいても合体している=最低2匹残ることからtodで勝ちに行く動きも狙えるので。

4.シャリタツ(たれた) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ステラ
特性: しれいとう
性格: おくびょう
143-63-81(4)-172(252)-115-147(252)
りゅうせいぐん / だくりゅう / まもる / こごえるかぜ
当たれ!!!!!!!!!!!!
このポケモンを強く使える人間が、レギュレーションFを制すると言っても過言ではありません。それくらいパーティの中では弱いです。自分にはイマイチ良いアイデアが浮かびませんでした。
勝ちパターンを考えるとまもるとタスキは必須で、補助技はいるか?といった感じです。こいつを例えば単品で出すのはよほど困ってる時くらいなので、変なもの使うくらいなら平凡な型に落ち着く方がマシです。

5.ハバタクカミ @ ブーストエナジー
テラスタイプ: フェアリー
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
149(148)-67-105(236)-155-155-188(124)
ムーンフォース / こごえるかぜ / まもる / たたりめ
SVの象徴。
たたりめの採用により、C無振りでもそれなりの打点を得られます。特に言うこともなく強いポケモン、ブーストエナジーでS1.5倍は本当にやりすぎだと思います。

6.イーユイ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: わざわいのたま
性格: おくびょう
161(244)-90-101(4)-158(20)-141(4)-165(236)
バークアウト / オーバーヒート / かえんほうしゃ / サイコキネシス
こいつにもたたりめを採用するつもりでした。
ボルトロスの採用により、いきなり晴れオーバーヒートを飛ばす動きができます。毒を撒く前提なので火力はなくても良く、速さと硬さを備えた壁役を目指した調整です。
出せば確実に仕事をしてくれます。このポケモンも取り立てて語ることは少ないです。

結果:予選4-3、トナメ1-1
トナメ2回戦は時間切れで1ターンに2匹持ってかれて万事休す。素直に合体してればワンチャン耐えて眠れてたので悔いが残ります。

・当日まで及び当日の動きについて

2月の頭に会場を押さえました。4月頃には大まかなスケジュールとKP集計ツールを完成させ、6月に告知。8月の募集開始まで時々宣伝をしてました。また、春先は話題作りも兼ねてPJCS予選を通過した歴代参加者をピックアップしたりもしてました。
募集開始後は他のオフに参加しての宣伝や、運営アカウントで「安心して遊べる場所」であることを繰り返しアピール。裏では問題用紙や名札の印刷を始めていました。

当日は会場設営から午前中まではスムーズに進んでいたものの、予選終了後辺りからグダグダに。トナメ進出者の使用スペースを指定してサイドイベントの場所を確保すべきでした。またトナメ表そのものの不備に気づかないままゴーサインを出してしまい、影響が出る直前で修正をさせてもらいました。

配信卓では決勝のBGM指定忘れや、一部声が負けているといった指摘もありました。また表彰用に賞状でもあれば、雰囲気も出て良さそうだと思いました。

最後の片付けは参加者の皆さんに協力していただきスムーズに終了。解散の後は帰宅し、収支のチェック・預け入れや結果記事の執筆まで行い主催の仕事は終了するのでした。

今回のトピックとしては以下の通り。
1.前回参加したNavy選手が、WCS2025ジュニアカテゴリファイナリストというお土産を持って堂々凱旋。うみオフは子供も楽しめるオフであるべきと考えており、実際遂に来てくれたジュニアの子ということでかなり気にかけてました。PJCS以降お父様から進捗の連絡を受けており、この1年で大きく成長したことを共に喜びました。
2.新たな参加者が複数来ました。今回は同日に愛知で大規模オフがあったのでどれくらい人が来るか確信が無かったのですが、オフ初参加の方からPJCS本戦経験者まで、多様な人達が集まりました。特に福山方面からの参加者が目立ち、今後は市外からの参加者の開拓に期待したいです。
3.配信卓にてスピーカーを新たに導入しました。これまでプロジェクターの音量の弱さが気になっており、外付けの拡声装置として購入。実際ヘッドセットを装備した状態でも聞こえるほどでしたが、大きすぎて私の声が会場内でかき消されるという問題も。

4.足掛け3年ほどで開発を続けていたKP集計ツールが遂に完成しました。Googleフォームの集計を一瞬でPCのエクセルシートに転記し、KPをまとめたテキストファイルまで作成してくれる優れもの。当然転記されたデータの呼び出しもできるため、パーティチェックの際にも活躍間違いなし。それで今回パーティチェックはやりましたか……?(失念)


・アンケートへの返事

参加者向けアンケートの中から一部抜粋して返事をしたいと思います。

1.サイドイベントで、詰め盤面での立ち回りを考える企画はどうでしょう。今回3決のラスト盤面、どういう行動が正解か隣の方と話しながら見てました。企画に参加していただいた方がプレミを減らしたり行動の選択肢を増やすことができれば、来た時より強くなって帰ろうというオフのコンセプトとも合うのではないでしょうか。
A:これは今回のサイドイベントであるシーサイドラボでも感想戦込のフレ戦をやる予定で、特に配信卓以外使わないプロジェクターでギャラリーにも見てもらって場面ごとに意見を出し合えればなと考えていました。実際はスタッフ全員予選抜けしてそれどころではなくなってしまったのですが…完全に現体制ではキャパオーバーです。もしこういう企画の運営をしてくれるのであればぜひ採用させていただきたいのでお声掛けください。

2.孵化余り譲渡交換会がやりたいです!
A:新作発売後最初のオフでやりたいですね。ただ現状春に開催できる余裕が全くないので、DLC配信後の企画になると思います。

3.フォトコンテストのようなXでのハッシュタグ拡散を狙える自由参加企画、エビワラーじゃんけんのような短時間で決着のつく特殊ルール企画
A.自由参加企画は前回やったんですよ。その時はパーティコンテストで、参加者内での投票をしてました。ハッシュタグを使ったコンテストは魅力的なのですが、当オフの発信力の低さ故どれくらい盛り上げられるか……。ノウハウをお持ちでしたらぜひご連絡ください、一緒にやりましょう。また後者の特殊ルール企画は結構気になってるんですよね。特殊ルールもですが、なんなら普通のシングルorダブル対戦(メインとは別ルール)も良さそうだと。これも前者同様運営のリソースが全く足りてない状況なので、運営したいとお考えでしたらご連絡ください。

4.ポケモンBGMイントロクイズ
A:面白そうですが、選曲がかなりシビアですね。参加者の年齢層が広くなると若年層ほど不利になりがちなので、やるなら最新作を多めにする等のバランス感覚は欲しいです。もしよろしければ運営として実際に企画していただきたいなと。

5.不満というわけではありませんが運営の方の負担が減る場合は、組み合わせ表やトーナメント表はアプリでデジタル化されても良いかも?と、思いました。参加者全員で簡単に共有できますし。。
A.現実問題、参加者が増えてきてトナメ作成がかなりキツくなってきてます。回答者の方はトナメルを想定されてると思うのですが、あれは便利ですよね。実際使ったら良さそうだなと。でもひとつ問題があって、あれ視認性という点で(特にスマホだと)全体の戦況を一目で見れないのがかなり厳しいと感じてます。ボードに全グループの予選の星取りを載せて、書き込みのタイミングで他グループの方とお話をしたり一喜一憂したりと。せっかくオフ会に来てるのにスマホの画面眺める時間増やすのもなんだかなあというのもあるので、アナログな手法を継続したいと考えてます。とはいえ今回のトナメ表のトラブルもありましたし、なんならパーティチェックを完全に忘れてたので、運営の負担を減らすシステムの導入は採用すべきと思います。他の回答者の方がトナメ表のくじ引き案を出してくれていたので、例えば「パーティチェック→くじ引き→トナメ表に書き込み」の流れ作業を導入する、みたいな。

6.名刺の名前がもう少し見えやすくなればいいと思いました、それとXのIDを記載したいです。決勝の配信で1人はスクリーンを見ながら、もう1人はヘッドホンなどで実況の音声を遮断しながらスクリーンを背に対戦できれば対戦者の表情が見れていいと思いました。最前列にいましたが配信の実況が聞こえづらく感じました。
A.背景の画像を見やすいようにしてたのですが、名札として使えなければ意味がなかったですね。Twitterのidの要望も含めて次回デザイン改善させていただきます。できればプロフィールに飛べるQRを付けたいのですが、それをやると名前も一緒に記入することとなり、運営の業務量が激増するのでちょっと及び腰です。ですのでまずはsnsのid記入欄を設けて様子を見ます。それと配信卓の配置についてですが、今回の会場はギャラリーだけあり仕切りがいくつかあるので、うっかり後ろを見ても大丈夫な配置が可能なのと、今回は延長コードの長さの都合であまり大掛かりな移動が出来なかったので、そこを解決して次回の配置に反映させたいと思います。この案抜きにしても、うみオフは午後以降の机の配置が全然練られてないので改良の余地が大きいです。

7.少し冷房がきつかったです。
A:すみません、配慮が足りませんでした。外が結構暑かったので低めに設定していました。次回以降はお気軽にお申し付けください、調整します。

8.トーナメントでグループ2位vs.3位、4位vs.5位でしたが、あれだと組み合わせの強さに差が出そうだなと感じました。
A:これに関しては試合数を考慮してこれでゴーサインを出しました。1~3位は1回勝てばベスト8で、4、5位は2回勝ってベスト8。そして1位の相手に4、5位を当てて2位には3位を当てると、順位によって微妙な差を設けられると判断してのものでした。そもそもシードが出ないような予選抜け人数にすれば良い話なのですが、こちらの都合で人数を絞りたくないのも事実で…もう少しうまい組み合わせを作れないか考えます。一応、トナメ組み合わせをクジで決める案も出ております。

 

オフレポとしては以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
この下の内容はよほど私のことが大好きな人以外は読まない方が良いでしょうが、一応載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


・オフについての私見

ここからするのは、あまり気持ちのいい話ではありません。その点を理解した上でご覧ください。

SVの3年間は、良くも悪くもうみオフに大きな影響を与えました。特に2023の競技シーンにおける様々な問題と、2024に私が参加したとあるオフでの経験が大きいです。

前者に関しては、口にするのも嫌悪感があるのでここでは言及しません。とにかくこの件によりうみオフ終了も真剣に考えました。真面目にオフをやるのが馬鹿らしいと考えたためです。結局続けることには成りましたが、代わりにオフの性格を大きく変えることになりました(なお、この件を境に競技プレイヤーとしては完全に身を引きました。今も普通に対戦はしてますが、「やりたい時だけやる、行きたいオフだけ行く」ようになりました)。
元々主催の遠征費節約のために作ったのがうみオフで、つまるところ主催の満足のために作ったのです。この考えに回帰し、主催の満足に「余計なことを考えずに安心して遊べること」を追加しました。私自身が望んでないことを、参加者に求めたりはしませんよ私は。
安心して遊べるように、多くの施策を導入しました。特に挙げるべきは選手宣誓でしょうか。これは元々ポケカの自主大会にあったピカリボン宣言というものを知ったのがきっかけで、これを対戦オフ向けにアレンジして、前回大会上位or主催が推薦した人物に宣誓してもらいました。これは影響力のある人物に宣誓してもらうことで参加者と運営とで合意形成を図り、万が一不正行為等があった場合に運営がペナルティを課す根拠となります。皆で約束したのにそれを破ったんだから文句は言えないよね?という理屈です。恐らくピカリボン宣言の精神とはだいぶ離れてしまってはいるでしょうが…ともかくそういうものを取り入れています。

後者に関しては「ひとりぼっちにさせない、ハードルを下げる」ということです。昨年見学参加したとあるオフで、40人程度の規模で当然あると思っていた自己紹介がなくて驚愕。見知らぬ土地のオフだったのでその日1日ほぼ何も会話ができないという地獄を経験しました。これ自体は私のコミュ障による笑い話ですが、自分のオフの参加者が同じ経験をすることは絶対に避けなければならないと考えるきっかけにもなりました。
そもそも地方のオフは、都市部のオフのように新規さんだけで枠を埋められるようなことはありえません。多くは常連さんの参加に支えられており、時々来てくれる新規さんというのは貴重なのです。勇気を出して参加してくれた彼らが、かつての私のような状況に置かれたとして、次も来てくれるでしょうか?いや来ないでしょう。そして常連さんも、ライフステージの変化に伴いオフから離れる時期が必ず来ます。結婚出産育児に介護、理由は様々でしょうけど、数年離れた後に復帰しようとした時に、ハードルが高ければそれっきりになりかねません。
新規にしろ常連にしろ、誰でも気軽に遊べる場づくりは、参加者にとっても運営にとっても利益のあるものなのです。そもそもダブルバトルというのは国内において、ポケモンの中でもマイナー趣味な対戦の、更にマイナーな分野。そのパイの大きさは、少なくとも昨今の高級路線・大規模路線に代表される高いハードルに耐えられるものではありません。そのような路線を否定するつもりはありませんが、そういうものばかりになると早晩自壊に至るだろうというのが私の考えです。仮にそのような路線を進めるとして、その前に裾野を広げるための活動をすべきだと。
うみオフも将来的にもっと多くの参加者に来ていただきたいと考えていますが、今のままでは時期尚早。対戦とは距離のある「普通の」ポケモン好きにアプローチし、その大きなパイからの参加者を徐々に呼び込みつつ対戦への理解を深めてもらうことで、将来的な拡大を目指しているのです。これは何も参加者増を狙うだけの理由ではなく、「対戦がオフの雰囲気に与える悪い影響力」を相対的に押し下げ、オフの平和を目指すものでもあります。

この2つのエピソードは、その後のうみオフに大きな影響を及ぼしました。そして今後も意識し続けることでしょう。
現在、私は競技としてのポケモンの未来をあまり良くは思っていません。「個々人の目標を尊重する」というのが私のスタンスなので、オフの参加者の中に世界を目指す人や強さを求める人がいることは当然のものとして肯定しますし、参加者は基本的に良い人ばかりです。それでも対戦界全体を見ると、中々前途は厳しいというのがその本意です。

それでも自分の遊び場だけは良いものであって欲しいし、そこで遊ぶ人たちには良い思いをして帰って欲しい。今後も改良を続けて、「皆が安心して遊べる場所」を維持拡大させていきたいと思います。


以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。次回のうみオフでお会いしましょう。