書きたくなったので書きます。
0.本腰を入れるまで
参加申請RTAで勝って一番に名乗りを上げた三矢オフ。しかし、正直当初はそこまでモチベーションは高くありませんでした。
最近知り合った方はご存知ないかもしれませんが、元々私はシングルもダブルもやっておりました。しかしやはり主戦場はシングルで、USMまではパーティを考える→フリーでひたすら調整→オフで遊ぶというサイクルが定着していました。レートなんて集中力の無い自分には向いてないし、オフで勝てればそれで良かったのです。
時代は剣盾、そしてSVに。今でこそ当たり前ですが、1ヶ月区切りのシーズンに劣化したカジュアルマッチ、更にコロナ禍を直撃した対戦オフの中、すっかりシングルバトルへの熱意を失ってしまいました。剣盾末期にダイマックスへの理解がようやく進み、オフ再開の動きも出始めたので多少は勝負できるところまで戻ってこれましたが、SVでは本格的にダブル専業となっていたのです。
とはいえ、レギュレーションHは久しぶりに自分が勝負できるルールであると感じていたのは事実です。きっかけは関東出張中に参加したちょくおふと、ぽけぶくろです。前者は見学参加でひたすら後ろから試合を見ていたのですが、(これなら自分も対戦参加すれば良かったな)と感じるくらい、自分の知ってるポケモンバトルだったことに驚きました。その後に参加したぽけぶくろではメイン、サブどちらも入念に準備し、どちらも予選抜けできました。ぽけぶくろの雰囲気が山口のやまポケオフに近く、久しぶりにオフは良いなと感じたのもあり、直近のうみオフと三矢オフも力を入れようと思えるようになりました。

ぽけぶくろで使ったパーティ(多分)微調整したパーティが多すぎてこれ!と言えるほどの確信はないです。
1.前日まで
ぽけぶくろで使っていたパーティをサブロムのランク上げ(ビギナー3)に使ったところ、17-1という驚異的な勝ちっぷりを見せられ、これは使うしかないと似たような並びの記事を片っ端から調べました。それらを参考にしつつランクバトルで使用感をチェックしていきました。ある程度形になったところで「レンタルで誰か回してくれないかな~」と言ってたら、フォロワーのミタリさんが協力してくれることになりました。

ミタリさんに協力してもらった頃のパーティ。
人に使ってもらう時に重要なのは、お互いの使用感を突合し、違う部分について検討することだと考えました。こういう点はマッチングの偏りや認識の差によるところだと思っているので、時間はかかりますが思っていることは全て連絡しておきました。お忙しい中大変だったとは思いますが、この作業によって本番用のパーティをいくつか組むところまでに至りました。
パーティができたので、次はフレ戦の相手探しです。ここで名乗りを上げてくれたのは関東の強豪である@コさんでした。しかも2日間通話をしてもらえるという破格の条件。とてもありがたかったのですが、ポケモン以外に複数の案件を抱えて時間を取れず泣く泣く断念し、フレ戦と簡単な意見交換をさせてもらいました。この試合では運良く勝利し、少し手応えを感じ始めました。
とはいえ、ここ1年ガチの対戦オフでの予選抜けから遠ざかっており、しかも三矢オフの参加者は強豪揃い。心配しながら当日を迎えました。自分を支えるものがあるとすれば、「全員〇すつもりで戦え」という言葉だけでした。
2.当日予選
朝ご飯を食べに松屋に入り、牛めしと牛豆腐チゲのセットを選択。牛豆腐のイメージが居酒屋のアレだったので小鉢をイメージしていたら、めちゃくちゃ丼で朝から腹が爆発しました。
さて、運営の誰よりも早く会場に着き、最初にお会いしたのはダイジさん。初めてオフに参加してから8年の付き合いがある、三矢オフのスタッフです。
会場の準備をしつつ色々積もる話もしているうちに、オフは始まり自己紹介の時間に。シングルの顔ぶれもすっかり変わり、昔の私を知らない方も増えた中で、「予選抜けできるように頑張りたい」と話すに留めました。実際のところ、強くなるための手段が無限にある時代に、私のような取り残された人間が太刀打ちするのは簡単ではないのです。
自己紹介も終わり、パーティの提出も済んだところで、予選の組み分けが発表されました。それを見て私は頭を抱えました。ミガワリさんとラムカさん、言わずと知れた強豪2人と同席だったからです。予選抜けは2名+泣きの1名で、抜けたければ勝つしかありません。ここから私の挑戦が始まりました。
初戦はラムカさん。広島のニューホープにして三矢オフのスタッフでもあります。ネッコアラを駆使して多くの実績を重ねてきたのは今更語るまでもないほど。が、選出画面では思いの外有利を感じてオオニューラカイリューダイケンキを選出。実際有利な試合展開だったのですが、あまり見ない型に刺されたり秘剣千重波を外してダメージレースに追いつけなくなったりで競り負けてしまいました。負けはしましたが、強いと言わしめたパーティとプレイに手応えを感じます。
感想戦のついでに、私がかつて参加した真皇杯の配信卓を見るなどしてました。人にあのぼろ負けっぷりを見てもらう経験は初めてだったのですが、悪くはないですね。
そうこうするうちにお昼休みになったので、他の参加者さん達も交えて天下一品に。うみオフやってる時は主催として飲まず食わずなので久しぶりの昼飯でした。二次会も楽しいですが、お昼も大事なんです。皆さんは、同じ趣味の話をしながら飯を食べる機会はありますか?あるなら大事になされよ。
ここで気合いを入れ直すとともに、参加者のkeyさんからルートビアの差し入れをいただきました。なんだろねあれは、液体の飲み薬がシロップみたいな甘さと薬臭さで、それに近い風味でした。当初はそこまで乗り気ではなかったものの、流れを変えるのに手段を選んでる場合ではありませんでした。
午後の一発目はJacobさん。既に2勝していて勢いがありますが、ルートビアの加護を得た私は冴えてました。オオニューラカイリューダイケンキを選出し、相手の攻撃はしっかり耐えて、ターン管理もダメージ感覚も適切で、安定感ある勝利でした。
3戦目はナオキさん、お馴染みの相手です。とはいえシングルで勝負するのは久しぶりで、しかし選出段階で有利を確信。サーフゴーダイケンキカイリューを選出。この辺りからカイリューの使い方の要領を得てきます。カイリューはあつぞこブーツによりステロが入らないため、適切な体力管理ができていればほぼ確実に受け出しが成立します。そして有利対面ではねやすめを押すことで相手の立ち回り如何に関わらず万全の体制を維持できるのです。当たり前かもしれませんが、私がこの感覚を身につけたのは剣盾末期です。サンダーやトゲキッスで得た感覚を今カイリューで再現でき、これはいけるぞと感じ始めました。試合は危なげなく勝利。
4戦目はミガワリさん。重いポケモンだらけでタフな試合展開で、こちらはオオニューラヒートロトムブリジュラスを選出。向こうの対面アタッカーにこちらのポケモン達が疲弊する中積みエースにぶち抜かれてしまいました。ブリジュラスがでんじはを2回も外して0に近い勝ちの芽が0になるなど。この段階でブリジュラスの選手は控えようと考えるようになりました。
2-2で迎えた予選最終戦、望みを繋ぐには勝つしかありません。お相手はきりたんほさん、オオニューラヒートロトムカイリューを選手。ここまであんまり見せ場のなかったオオニューラがここでフェイタルクローガチャ、引いたのはSSR眠り!初手の重いポケモンを無傷で突破する大戦果でした。その後は相手の積みエースに突破されそうになるも、カイリューでしんそくありますよという圧力により交代させ、そのタイミングでテラス地震を決めていくなどして勝利。予選は3-2で終わりました。

その後、他の試合結果により2位で予選抜けを決めました。有言実行、ここからはどこまで上に行けるかの勝負です。
3.当日決勝トーナメント

さて、決勝トーナメントの組み合わせが決まりました。初戦は今年の真皇杯本戦のファイナリストであるキングカズさん。かつての本戦出場者として、胸を借りるつもりで挑みます。
1回戦:キングカズさん(先発カイリューマスカーニャサーフゴー)vs先発ヒートロトムカイリューサーフゴー…初手でロトムのテラスを切る積極果敢な攻勢を見せます。これが上手くハマり1ターン目を無傷でやり過ごすと同時に型を特定しました。その後は攻めあぐねるカイリューに着実に負担をかけ、サイクル戦に以降してからもそのリードを守り切ります。最後はサーフゴー同士の対決になり、上を取った私が辛くも勝利。この試合で大きな自信を得ることになりました。
2回戦:ユウキさん(先発ガブリアスピクシーブリジュラス)vs先発ヒートロトムカイリューサーフゴー…「ピクシーとボディガードでパーティを組んだ」と自己紹介で話されていたように、屈強なボディガードがこちらの選出を悩ませます。ドラゴン多めだったのでヒートロトム先発で、弱点をつきやすいサーフゴーやカイリューを後発に置きました。初手はガブリアスで、これをテラス+テラバーストで飛ばすと、ブリジュラスにはスカーフトリックでエレクトロビームを拘らせ、カイリュー後投げでピクシーに交代させます。サーフゴーを再度出すことでテラスを吐かせたので、隙のできるタイミングでロトムを出して放電連打でピクシーを突破。ラストのブリジュラスは少し怪しかったですが、カイリューの地震が急所で勝ちました。これでベスト4、シングルでは5年ぶりの配信卓が決まりました。
準決勝:アガサさん(先発ヒスイバクフーンジャローダカイリュー)vs先発ヒートロトムカイリューサーフゴー…準決勝の相手はアガサさん、はじめましての方です。その先発はヒスイバクフーン、ロトムに対して交代予想でオーバーヒートを押したらお相手もオーバーヒートで気まずい初手に。次ターンでがむしゃらが見えたのでサーフゴーバック、バクフーンを突破し2番手ジャローダ。ひかりのかべは許すも急所で倒してリフレクターは阻止します。そして3番手はカイリュー。ここで私の勝ち筋は、「相手のカイリューにテラスを切らせた上でマルチスケイルを割った状態でカイリューを出す」ことです。そのためロトムを切ってカイリューを出し、すぐサーフゴーに引くことで相手のカイリューのテラスを誘いました。結果は大成功。リフレクターがなかったのもあり、こちらに有利になるテラスをテラス地震で突破しました。第4回真皇杯予選以来、6年半ぶりのオフ決勝が決まります。
ところで、この決勝までの時間というのは非常に心穏やかなものでした。これは今までになかったことです。対戦オフの上位卓、特に決勝ともなれば慣れてない方の緊張は見てもわかるレベルで、本来では有り得ないようなプレイをしてしまう方をこれまで何人も見てきました(そういうのもあり、大事な試合でボロボロになる方に私が突っ込んだりすることは基本ありません)。私自身もその経験をしていたことから、この変化には戸惑いすら感じたほどです。一応言っておくと、私は普段ランクバトルはしないでフリー(カジュアル)で遊んでばかりの人で、レート1700で飛び跳ねるほど緊張するようなメンタルの持ち主です。
決勝前、3位決定戦の鑑賞です。アガサさんvsさびいさん、さびいさんは最近になってポケモンを始めたという広島の新たなる希望です。Twitterでもとても楽しそうにポケモンをされている姿を垣間見え、このような方が上がってくるのはある種必然だろうとも感じました。試合の方は前述のヒスイバクフーンが大活躍してアガサさんの勝利でしたが、次に当たった時は同じ結果にはならないでしょう。
さあ、次は私の出番。決勝の相手はぺすたさん、全勝優勝を目前に控える本日最強の対戦相手です。
決勝:ぺすたさん(先発暁ガチグマカイリュー何か)vs先発カイリューサーフゴーヒートロトム…相手の初手はガチグマ。型を割るためにアイススピナー、あくびやたべのこしも含めてHBベースと判断しました。で、交代をするわけですが、ブラッドムーンをケアしてサーフゴー引きが安定です。しかしながらあくび(と見えてないもののつきのひかり)が見えておりブラッドムーン+ハイパーボイスは有り得ないこと、ブラッドムーンの場合グライオン等が非常に重くなることからあくびとの好相性にもかかわらず採用を見送っている可能性があること、なにより明らかに有利対面で交代読みをしても全く問題ないことから、ロトムに引きました。
ここはガチグマを倒すためにオーバーヒートを押しますが、カイリューに受け出しされ、こちらもサーフゴーに。

この後が問題のシーン。ここでスケイルショットを使われ、悩みます。このタイミングで引き、削り具合から見てもスカーフ+鋼テラス+ゴールドラッシュで止めに来ると見るのは当然です。しかし私のサーフゴーは格闘テラスで、しかしスケイルショット型なら技範囲を広げたり耐性を得るために鋼テラスの目があり、もしテラスを切るならここしかないだろうと判断。(その時は気づかなかったものの、実際はトリックという選択肢もありましたが)どの道ここで通さなければ負けてしまうと考え、テラバーストを選択しました。
結論から言えば、鋼テラスの読みは大当たりでした。が、あまりにも勝負を焦りすぎました。トリックを選んでスケイルショットの打点を落とせばカイリューでの処理も楽になりますし、なんならサーフゴーが氷テラスならパーティの重いポケモン達を軒並み倒しに行けたのにそこまで至れなかった、力不足の敗戦です。

こうして久しぶりのシングルオフは、思ったよりずっと良い結果で終わるのでした。協力していただいた方々に良い報告ができて一安心と、この時は思うばかりでした。あとはTN檀黎斗を見せつけられて最高でした。
4.当日二次会
さて、対戦も終わったのでやることは1つ。二次会です。まさか対戦オフが、戦闘狂の集いと思われてる方はいないかと思います。しかし二次会で昔話に花が咲くことはあまり知られてないことかと思います。
本日のパーティや最近のポケモンに関するトピックもそこそこに、昔の対戦に関する話がどんどん出てきます。沖縄振り、ハイブリッドガッサ、過去のオフでの印象的な試合の数々。歳をとると遠慮する場面が増えてくる中で、懐かしい話を、なんの気兼ねもなくできる場所というのは中々得がたいものです。私がオフに通い続けるのも、この時間があるからかもしれません。
ところで、海田市駅前の居酒屋が今回の会場なのですが、来る度にテナントが変わる呪われた立地となってます。呉線と山陽本線の結節点で駅から徒歩1分という破格さに合わない結果です。もっと稼げるようになってほしいものです。
こうして楽しい時間は過ぎ、各々家路につくのでした。
なお、私は翌日オフ会場近くの教習所でバイクの卒検に臨み、ゴール目前の一本橋で落ちて無事追試となりましたとさ。
5.終わりに
以上となります。
このようなことを言うのもどうかと思いますが、今の自分はガチでポケモンをやる気分には中々なれません。勝てないだけならいざ知らず、勝ちたすぎて身を滅ぼす人間も少なからず見てきたのもあります。
だからこそ、勝っても負けても楽しかったと言える、穏やかな雰囲気のオフが好きです。三矢オフは全くもってそれに当てはまり、これからどんどん多くの人を巻き込んでいけることでしょう。これは私自身が対戦オフ(うみオフ)の主催をしていることも、そう思わせる理由かもしれませんが。
ともあれ、とても良い時間でした。もしこのオフレポを読んでいる人の中にオフの参加経験がない方がいるのなら!三矢オフに来てみてください。悪いようにはなりませんよ。あるいは私が主催するうみオフも良いですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。おまけに、今回使ったパーティの構築記事のリンクと、サーフゴーのテラスを氷にしたバージョンのレンタルを置いておきます。ご自由にお使いください。
