兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

【剣盾GS】これからGSを始める方に、基本的な並びやよく使われる一般枠の紹介

2022/1/25追記:
解説動画を作りました。ブログと合わせてご覧下さい。

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こんばんは、おでんです。シリーズ8、お疲れ様でした。特にシングル勢は、初めて本格的に伝説のポケモンに触る機会となったのではないでしょうか。これをきっかけにもっと伝説戦を楽しみたいと思っていただけたなら幸いです。

今回は伝説戦の中でも最もポピュラーなルールであるGSについてのお話になります。具体的には剣盾環境でのGSにおける主要な並びや、よく使われる一般枠について紹介しようと思います。これら以外の並びももちろん存在しますが、まずは以下を参考に、伝説戦の足がかりとしていただければ幸いです。

なお、今回は特に断りがない限り、冠の雪原環境のGSルールについてを対象とします。あらかじめご了承ください。

※GSルール...特にダブルバトル、伝説のポケモンをパーティに2匹まで入れられるルールのことを指します。選出の半分を高耐久高火力な伝説のポケモンに充てられることから、これらを主役にした豪快な戦いが魅力。

1.主要な並びについて

初めに、剣盾GSを考える上で最も重要だと思われるものはなんでしょうか。それはもちろんダイマックスと、それに強いザシアンの存在です。伝説のポケモンでない一般枠をもエース級に早変わりさせるダイマックスの仕様は、当然GSでも脅威となります。一方でダイマックス相手に倍のダメージを与えるきょじゅうざんと、それを使えるザシアンの性能の高さもまた、負けず劣らず強力です。

以上の点から、GSのダイマックス枠はきょじゅうざんを耐えられるか、ザシアンより速く動けるかのどちらかが求められることとなります。耐久に厚くするのは限度がある一方で、S操作に関しては複数取り入れることができるため、後者の方が達成しやすいでしょう。特に剣盾からはおいかぜ等のS操作が発動した瞬間に反映されるため、上から大火力で叩くというのは8世代ダブルの鉄板戦術となっています。これは、高火力な伝説のポケモンを使えるGSではなおのこと好相性です。

そのせいか、今作のGSは全国ダブルと比較してもトリパの勢いが弱いような印象を感じられます(いない訳ではないですが、トリックルーム要員が全体的に刺さりが悪かったり、置物になりやすかったり、ダイマックス適性が高くてトリックルームの優先順位が下がったりというのが実情です)。となれば、環境の高速化は進む一方で、レジエレキやバドレックス黒の登場はその流れに拍車をかけています。

とはいえ、速いだけでは伝説のポケモンの高耐久に跳ね返されるのもまた事実。こうして各々が試行錯誤を繰り返した結果、3つのメジャーな並びが成立してきました。以下では、そんな対策必須な並びの簡単な紹介をしていこうと思います。

・化身トルネロス+カイオーガ+ザシアン

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伝説のポケモンの中でもトップクラスの火力を持つカイオーガとザシアンを軸に、化身トルネロスのS操作で上からのビートダウンを狙います。カイオーガとザシアンは相性補完の点でも優れ、往年のゼルネアス+カイオーガを思い出させる高いパワーを発揮します。

伝説のポケモンを攻撃の中心に据えることで、一般枠に多様なサポート手段を持たせて対応範囲を広げることが可能になります。また、ダイマックスを一般枠に譲ることで更なる攻撃性能を得られる他、カイオーガ自身がダイマックスを切ることで天候合戦にも有利を取れます。

取り巻きの自由度は高く、比較的スキの少ない並びではありますが、化身ボルトロスには型を問わず苦戦を強いられます。レジエレキも、その速さからおいかぜをもってしても上から殴られることがあるため、取り巻きには特に対電気を意識した要素が求められます。

グラードン+フシギバナ+ザシアン

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フシギバナのキョダイマックス技であるキョダイベンタツによる定数ダメージにより、ザシアンの圏内に押し込むことを主軸とした並びです。フシギバナは特性ようりょくそでザシアンの上を取れる他、晴れ+ウェザーボール(ダイバーン)により逆に狩ることもできます。こうした動きを実現するためにグラードンを採用しています。

グラードンやザシアンでは処理に手間のかかるカイオーガに対し、フシギバナが打点を持てるため、攻撃面での補完は優れています。また定数ダメージからの詰めという都合、立ち回りも難しくなく、基本的なターン管理や安定行動を積み重ねることが重要になります。

比較的晴れに依存した構築になりやすいことから取り巻きや選出の幅が狭いこと、氷の一貫性ができやすいためバドレックス白やホワイトキュレムが厳しいことが悩みの種です。残りの3枠で補完に回ることになりますが、特にグラードンは単体性能で疑問符がつくため、一般枠(特にダイマックス枠)にもそれなりの火力や速さ(とできれば行動保証)が求められるでしょう。

・バドレックス黒+化身ボルトロス+ザシアン

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伝説のポケモンの中でも最速のバドレックス黒にザシアンを添え、この2匹が苦手なガオガエンや霊獣ランドロスを強く牽制できる化身ボルトロスを組み合わせた並びです。ボルトロスの特性まけんきにより、いかくはもちろん相手のダイマックス技の一部もうかつに使えません。

ダイマックスは主にボルトロスが切ります。ボルトロスはきょじゅうざん半減であり、ザシアンの前で行動保証があります(てだすけ等でワンパンなので注意)。ボルトロスで倒しにいくというより、ダイジェットやダイサンダー、ダイナックルで隣のバドレックス黒やザシアンを強化したりサポートをします。3匹とも高いS種族値を持ち、ダイジェットを繰り返すことでおいかぜの上から一方的な攻撃をしかけることも可能です。火力も申し分なく、バドレックス黒で削れた相手を狩りつつ特性で更なる火力増強もできるためスキがありません。

非常に攻撃性能が高い一方、不意のトリックルームに脆い弱点を抱えています。また上2つと比べてもミラーマッチが不毛になりがちなため、取り巻きにはこの2点の解消が求められます。


以上になります。3つとも、S操作とザシアンの前で動かせるダイマックス枠を持ち、剣盾GSの基本的な部分が押さえられています。これらを骨格として一般枠で肉付けをしていくのが、手っ取り早いパーティの組み方になります。

では次に、GSでよく見かける一般枠の紹介に移ります。

2.一般枠について

今回取り上げるのは、仲間大会でも常に高い使用率をあげているポケモン10匹です。上記の並びにこれらの一般枠を合わせるだけで、それなりに遊べるパーティになるでしょう。この他にも注目すべきポケモンは何匹かいますが、今回は割愛します。

一般枠と言えば専ら伝説のポケモンのサポートだと考える方もいるかと思いますが、上述の通りダイマックスのおかげでアタッカーとしての採用も昨今では珍しくありません。ですので、以下の紹介を参考に、まだ発掘されてない一般枠を探すのも面白いですよ。

ガオガエン

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ご存知第3の伝説のポケモン。剣盾では以前より攻撃寄りの環境になっているためUSMほどの使用率はありませんが、それでも依然対策必須のポケモンとなっています。

ガオガエンは特に、カイオーガを採用しないパーティにおいて相手の炎技を受けるのに重要です。ザシアンや、カイオーガ対策の草ポケモンの需要が高い伝説戦において、炎の一貫性は意外と高くなりがちです。その穴を塞ぐ役割が求められます。また、単純に対面操作役として、いかくやすてゼリフによる相手の弱体化、ねこだましによる味方の行動保証と、あれば便利な要素を複数兼ね備えています。枠が余って何を入れようか迷った時は、とりあえずガオガエンを入れておけば活躍の機会はあるでしょう。

意外にもダイマックス適性もあり、優秀なタイプや広い技範囲のおかげでじゃくてんほけん等の相性も良好。これまでにも増して型の豊富さで翻弄できると考えられます。

一方で化身ボルトロスが台頭する逆風も吹いています。ガオガエンへの依存度が増すほど痛い目を見るため、別のサポート役やダイマックス枠も用意しておくのが肝要です。

・化身ボルトロス

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不死鳥のごとく蘇ったコピペロスの1匹。トルネロスランドロスばかり目立っていたUSMと異なり、今作は3匹とも活躍の場があります。

化身ボルトロスカイオーガの苦手な物理電気アタッカーであり、またザシアンのきょじゅうざん半減で一致ダイジェットを使えることから、高いダイマックス適性を持ちます。その上特性まけんきにより、ガオガエンに止められるといったことがありません。この性能が高く評価され、現在では仲間大会で人気を博しています。

一方で特性いたずらごころによるサポート役としても唯一無二の存在です。かいでんぱにより上からカイオーガをねじふせられる他、こわいかおでS操作(味方に使うことで対トリパとしても有用)、にらみつけるで味方の物理アタッカーの火力補助と万能です。特ににらみつけるはザシアンと組むことで多くのポケモンのワンパンを可能とし、ボルトロス+ザシアンの並びの処理を一掃困難にしています。

アタッカーでもサポートでも強力なポケモンですが、前者はダイマックスしてもなお不安な耐久や火力が気になります。持ち物で補えるとはいえ両立はできないため注意が必要です。後者は悪タイプやサイコメイカー持ちに無力なため、組ませるポケモン次第では選出画面で負けを確信させられるでしょう。ガオガエンでも同じことを言いましたが、1匹に依存しすぎないのが大事です。

・レジエレキ

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化身ボルトロスを押しのけてでも採用する価値がある電気タイプ。おいかぜすらも抜き去るS200が最大の特徴です。

ボルトロス同様、カイオーガとザシアンに強く出られる点が高く評価されています。技範囲こそ狭いものの、特性トランジスタとうまく噛み合っており、種族値以上の火力を出すことができます。特にエレキネットが強力で、削りとS操作を同時にできるのが魅力的です。他にもリフレクター等によるサポートも可能です。

技範囲の割にダイマックス適性は高く、高速大火力で優秀なアタッカーになれます。ダイサンダーによる催眠対策としても機能しますが、後述のフシギバナが準速ならようりょくそ発動時でも上を取れるため、他の電気タイプと比べてもその辺で優位です。

とにかく地面タイプや特性ひらいしんで止まります。他にも、特性クリアボディでエレキネットがあまり意味のないドラパルトもやや辛いでしょう。有利不利がかなり極端なので、選出は計画的に。

フシギバナ

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伝説戦でも勢いが止まらないポケモンカイオーガを使えるルールでは草タイプが活き活きとしています。

今回は草タイプだけで4匹も紹介していますが、これはカイオーガのみならずグラードンも環境の中心に位置するからです。電気タイプの安易な対策ではグラードンに足をすくわれるのと、水タイプと地面タイプの両方に耐性や打点を持つ点が評価されています。

フシギバナは、ランクバトルでも猛威をふるうキョダイベンタツは言うに及ばず、ねむりごなの脅威も相変わらずです。特に伝説戦ではウェザーボールを媒体にしたダイバーンが強力で、草タイプながら晴れ補正も含めてザシアンをワンパンしてしまう範囲の広さも売りです。

グラードンと組ませるのがよくある使い方ですが、ピン刺ししても悪くない性能です。というのも、伝説戦ではS90族付近が特に激戦区であり、それらより少し低いフシギバナはトリパのアタッカーとしても使い道があるためです。また、ようりょくそのかわりにおいかぜを利用することもでき、印象よりずっとパーティの幅は広いです。

このポケモンが入るパーティは、特に氷タイプと飛行タイプが重くなります。特に飛行タイプは化身ボルトロスを筆頭に、イベルタルやホウオウ、ようりょくそを無効化してくるレックウザ等、厳しい相手が多いです。これらへの対抗手段は通常のパーティより厚くするべきでしょう。

モロバレル

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GSで元気な草タイプその2。お手軽なトリパ対策です。

S30という鈍足ゆえ、相手のトリックルーム発動を大きく制限します。単なるキノコのほうしのばら撒きにとどまらず、いかりのこなによる行動保証、クリアスモッグで相手の積み技を無効化したり味方が受けたいかくをリセットする、かふんだんごで味方を回復させるといった芸当が可能です。伝説戦では高火力が飛び交うため、味方の行動保証の担保には意味があります。

草タイプではありますが、カイオーガグラードンを倒しにいくという性格のポケモンではありません。どちらかというと、水耐性を売りにしています。ですので別途対カイオーガグラードン枠を用意すると安心です。

このポケモンも飛行タイプや氷タイプが厳しいですが、加えてエスパータイプも辛いものがあります。ワイドフォースのせいで、いかりのこなで味方を守りきれないためです。隣に置くポケモンは、これらに耐性を持ち、高い火力を持つことが求められるでしょう。

・ゴリランダー

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GSで元気な草タイプその3。全国ダブルでの草の王者。

特性グラスメイカーにより相手のフィールド利用を阻害する他、自身のグラススライダーを強化できます。仮想敵のカイオーガは物理耐久が控えめなため、このポケモンを採用することで大きく行動を制限できます。具体的にはダイマックスを強要したり、ねこだまし要員やこのゆびとまれ要員の選出を求められます。

他にも、ねこだまし要員としても活躍が期待できます。このポケモンについては全国ダブルとやることが変わらないので、あまり特筆すべきことはありません。強いて挙げるなら、物理耐久の高さからザシアンのきょじゅうざんを耐えられるので、少しだけダイマックス適性があります。

やはり飛行タイプは苦手です。ゴリランダーはねこだましが使えるので、隣のポケモン次第では対応も可能ですが、心配ならきあいのタスキやバコウのみを持たせるべきでしょう。全国ダブルのノリできせきのタネでも持たせると、思ってる以上にすぐ落ちます。

エルフーン

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GSで元気な草タイプその4。草タイプ要素はほとんどありませんが。

特性いたずらごころの中でも最速で、ちょうはつを気にせずおいかぜを狙えます。またトリックルームも覚えるため、初見殺しとしても優秀です。その他うそなきやてだすけ、すりかえによる持ち物の押し付け、ちょうはつで相手の妨害と、パーティに合わせてカスタマイズできる汎用性は、1度使えば分かると思います。

GSでは伝説のポケモン2匹+一般枠のダイマックスでものすごい火力を発揮できるため、サポート専用に1枠割く価値は高いです。これはエルフーンに限らず言えることです。

S以外の種族値が伝説戦の水準に届いてないため、きあいのタスキ等による行動保証が求められるくらいしか弱点がありません。また、草タイプではありますが採用される攻撃技はほぼフェアリーで、草タイプとしての耐性や打点を活かす機会はほとんどありません。ですのでカイオーガグラードン対策は別に用意することをおすすめします。

・霊獣ランドロス

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ダブルバトルを語るなら外せないポケモンの1匹。ガオガエンが出てくるまで最後のいかく要員でした。

ガオガエンという圧倒的な使用率のポケモンがいるにもかかわらずこのポケモンを挙げたのは、ガオガエンに通る電気と地面の両方に耐性を持つからです。またダイジェットの使い手でもあり、より攻撃的な立ち回りを実現してくれます。

特にグラードンを軸にした晴れパに強く出られます。ガオガエンではグラードンに弱点を突かれてしまいますが、ランドロスならいかくも含めて完封できます。ダイジェットでフシギバナ、ダイロックでリザードンにも強く、ダイロックでは天候を変えられるのも嬉しいところ。カイオーガには弱いものの、上記の耐性を活かして自分もカイオーガを使うという手もあります。

カイオーガもですが、バドレックス白やホワイトキュレムといった氷タイプに滅法弱いので注意が必要です。また、化身ボルトロスの特性まけんきを発動させてしまうため、慎重な選出や立ち回りが求められます。

・イエッサン♀

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カプ・テテフにかわって台頭したサイコメイカー要員。意外にもGSでも出番があります。

ザシアンが使えるルールでは、このゆびとまれ要員の選定にも難があります。いかりのこなも含めればウルガモスモロバレルもいますが、草タイプの採用率を考えるとこのゆびとまれが欲しいもの。そんな中で、イエッサンはザシアンのA222きょじゅうざんを耐えられるのが魅力的。

ワイドフォースのおかげでサポート役にしては火力もあること、特性で相手のいたずらごころを強く牽制できることから、高速高火力アタッカーと組ませたり、トリックルーム起動役と並べるのが強いです。前者はザシアンやバドレックス黒、後者はバドレックス白等が候補です。

特段大きな弱みというのはありませんが、フィールドを張り替えられると置物になりがちです。使用率の高いゴリランダーのことは、意識した方がいいかもしれません。

・オーロンゲ

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JCS予選を境にじわじわ数を増やしてきました。第3のいたずらごころ要員です。

今回紹介したエルフーンや化身ボルトロスと異なり、自身が悪タイプで相手のいたずらごころに耐性を持つのが特徴です。GSでいたずらごころ以外のちょうはつが飛んでくることは稀であり、また最低限の耐久もあることから、役割の遂行という面で安定感があります。一貫性のできやすいゴースト半減なのも頼もしい。

できることも上2匹とは微妙に異なり、リフレクターとひかりのかべを使えます。他にはねこだましにないしょばなし、トリック、でんじは、うそなき等があります。攻撃技のレパートリーも多い他、A種族値が思ったより高いため、火力もそれなり。

ザシアンにワンパンされるのが唯一の欠点でしょうか。リリバのみで耐えることはできますが、それでも集中されると辛いです。そもそもオーロンゲはヘイトを集めやすく、ねこだましとの連携で処理するパターンも少なくありません。そのため、2枚目のサポート役を用意するか狙われることを前提とした立ち回りを考える必要があるでしょう。

3.パーティを組む際の注意

基本的にどう組んでも種族値の高さからそれなりに遊べるのですが、少し意識することがあります。

まず、一般枠にもダイマックスできるポケモンを用意しておくことです。伝説のポケモンが不利なポケモンが相手にいたとき、そのまま選出を控えていると選出パワーで大きく劣ることとなります。そのため、苦手なポケモンに対応できる一般枠にダイマックスを切り、伝説のポケモンを通すという勝ちパターンができると対応の幅が広がるでしょう。

また、上記の点と関連するのですが、ある程度パーティ全体の火力を高めておくということです。というのも、相手が一般枠にダイマックスを切った場合、最大3匹の大火力高耐久ポケモンを相手にすることになります。これを受けきるというのは現実的な方法ではないため、そういう意味でも一般枠にある程度の打点が求められます。経験的には、サポートに寄せたポケモンは2匹程度に留め、他はアタッカーの中に補助的な要素を組み込むくらいがちょうどいい塩梅だと考えています。

4.終わりに

以上で大まかな紹介となります。

GSルールは、USMまでとは異なりかなり攻撃的な環境になっています。これは歴史的な仕様変更に伴う理不尽な要素の減少に加え、ダイマックスによる強行突破を実現するシステムのおかげであると、私は考えています。

この環境のおかげで、これまでダブルバトルや伝説戦の経験がなかった方にも、比較的参入の容易なものとなっています。シリーズ8で伝説戦に興味を持った方は、始めてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました。