兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

歩いてキャンプに行ってきた話

歩いてキャンプ場に行ってきた話

行きたくなったので行ってきました。広島県の憩いの森公園にある林間キャンプ場です。林間キャンプ場とはいえ車でも入れますし、なんならオートサイト(車を側まで持ってこれるキャンプサイト)もあるのですが、今回は自宅から歩きました。

・経緯

正月に初キャンプを決行したものの、準備不足が祟り満足度としては中の中といった具合でした。その時感じたこと、改善点を挙げていき、装備を増やしていきました。

買ったからには早く使いたいなと考えていた頃、ちょうど3/21に開催予定だった「アイドルマスターシャイニーカラーズ スプリングパーティー」が中止となってしまいました。LVとはいえ、初めてこういうイベントに参加するはずだったので、私は深く落ち込みました。とはいえ、ちょうどいい時期に2連休が生み出されたので、早速予約を入れてみるのでした。

f:id:atsuatsuoden510:20200331235909j:plain

余談ですが、上の美少女は「アイドルマスター シャイニーカラーズ(以下シャニマス)」のアイドルの1人である櫻木真乃です。こんな大人しそうな見た目をしておきながら、アウトドアやサバイバルの知識が豊富で高い行動力まで兼ね備えています。どんな子か気になりますよね?そういう方は下のリンクから始めましょう。ちょうど2周年というタイミングで新ユニットの追加や無料ガシャ期間が始まる他、最初のガシャは引き直し可能、クリア後にSSRが手に入る研修ありと、はじめ時になっております。

https://shinycolors.idolmaster.jp/

言いたいことは大体言ったので、あとは読みたい方だけどうぞ。

・当日の過ごし方

まずは経路の確認。今回は自宅から徒歩圏内なので、道中のスーパーで生ものを購入するルートを選びました。調味料やらお菓子やらの日持ちするものは、前日のうちに買っておくといいでしょう。買い忘れても当日リカバリーできます。

次に、荷物をザックに詰めていきます。よく言われるように、下に寝袋のような軽いものを入れて、上に重いものを載せることで、重心が高くなって負担がちょっと減ります。高い方が重いので、バランスを崩さないように注意します。

準備ができたらいよいよ出発します。分かってはいたことですが、この重量を担いで1-2時間歩くのは、やっぱり大変です。特に坂道や階段が地獄で、翌日の筋肉痛は保証します。ガチでキャンプをやり込む人は、スクワットをはじめとした足腰のトレーニングをやるといいでしょう。肩を支える上半身もできればなおよし。そもそも車があればいいのですが、漫画に影響されたから仕方ない。後で紹介しますが『ふたりソロキャンプ』という作品です。

しばらくは歩くだけの時間。買い物も済ませ、上り下りをのんびり進みます。夜が冷え込むため厚着だったのが災いし、到着する頃にはすっかりずぶ濡れになってしまいました。その分、着いてからの1杯が美味くなるわけですが。

そうこうして、キャンプ場に着きました。休憩込みで2時間くらいかかったでしょうか。高速道路沿いであること、近くにJR西条駅があるため、アクセス自体は良好だったので、帰りは電車を使うことを決意しました。料金を払って自分のサイトに行きます(多少前後しても問題ありませんが、早すぎるとチェックアウト待ちやサイトの変更が必要な場合もあるので、注意しましょう)

f:id:atsuatsuoden510:20200331235942j:plain

ここをキャンプ地とする。1度言ってみたかった。これがこうなります。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000030j:plain

まるでキャンプ場みたいだあ。自分のサイトだけでなく、周りの利用者のサイトの見学もしときましょう。次回以降の参考になるかも。

さて、着いたはいいがまだ1時過ぎ。さすがに優勝するには早すぎるので、薪集めも兼ねて山を登ります。このキャンプ場は龍王山という山の中腹にあり、様々なルートで山頂を目指すことができます。ブラブラしながら枝を拾い、ふくらはぎを酷使していきます。山登る時はちょっとずつというのがよく言われますが、これは膝の負担がとんでもないからかなあと思ってます。実際降りる頃には膝ガクガクでしたから。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000109j:plain

山頂。キャンプ場のすぐ近くは東広島市中心部です。

這う這うの体でサイトに戻ってきました。体を動かして小腹も空いてきたので、ぼちぼちキャンプらしいことを始めていきます。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000209j:plain

酒は飲まないので、コーヒーで優勝していきます。ただ食べるのもアレなので、百均で買ってきた固形燃料の試運転もします。丁度いい五徳がなかったので、クッカーの中にちっちゃい器をひっくり返して、その上に置いてみました。固形燃料を燃やすと、外側のアルミホイルからろう(ロウソクみたいなあれ)が溶けだしてくるので、台にするものは定期的にろうを落とした方がいいでしょう。

ぼちぼち日も傾いてきた頃合で、本格的にご飯の支度をします。バーナーと固形燃料で、ご飯とおかずの両方を同時に作れるのでちょっと効率的。それでできあがったのがこちら。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000250j:plain

家でよく食べるものを選びました。最初のうちは、慣れたものを作るのが無難だと思います。せっかくのキャンプですから、美味いものを食べたいのはよく分かりますけどね。

ご飯の後片付けを済ませ、あとは寝るだけという状態まで持っていきます。食器を洗う時は、百均の水だけで洗えるスポンジを使いました。ここでおおよその汚れや匂いを落とし、帰宅したら洗剤で再度洗うという形です。キャンプから帰ってきて1から洗うのはしんどいですからね(そもそも翌朝の食器がない)

そしていよいよ、今回のキャンプのメインイベント、焚き火の時間!前のキャンプの反省から、チャッカマンの新調、燃料として割り箸・豆炭を用意する等の対策をして来ました。特に豆炭は、またまた百均ながら着火剤として優秀で、炎がなくなっても内部で長時間燃え続けるのがいいところ。割り箸は使用済みを大量に用意し、序盤や火力が落ちてきた時に使います。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000357j:plain

着火時。テンション上がります。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000431j:plain

割り箸を入れまくった時。長くは持たないので、すかさず大きめの枝や薪を入れていきます。お供にコーヒーとビスケットを用意しましたが、焚き火で沸かした湯で淹れるコーヒーは最高ですね...クッカーはすすだらけになりましたが。

焚き火は存外楽しめましたが、いかんせん薪が足りませんでした。夜中だというのに薪拾いをしていました。また、炭捨て場から使えそうなものを拝借してきました。キャンプ場によっては炭捨て場があるところがあり、そこで捨てられてる炭や使いかけの薪を利用するのは有効だと思います。なお、炭は自然界で分解できないとのことなので、焚き火をする際は灰になるまで燃やし尽くす、炭捨て場に捨てる、炭捨て場がなければ持ち帰るようにしましょう。あと水をかけずに捨ててもらえると、後の人が利用しやすいので助かります。

薪も集め終わり、やることもなくなったら寝ます。正直、キャンプ場で夜遅くまで起きてるのは、他の利用者のことも考えると控えた方がいいと思います。翌朝の撤収も考えると、早寝早起きがベターです。普段遅寝なんですけど!という方はご安心。疲れでいくらでも寝られます。


翌朝、朝食をいただいて撤収作業を一段落させて、もう一度焚き火を楽しみました。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000519j:plain

五徳を外して、純粋に焚き火を楽しむのもいいですね。

f:id:atsuatsuoden510:20200401000551j:plain

焚き火も終えて、元通りにしたら、チェックアウトです。来た時よりも美しく、は現実的に無理ですが、近付ける努力はしましょうね。

こうして、春のキャンプは終わりました。今回やりたかったことは大体できて、満足でした。

次に、装備の話をしていきます。

・装備

f:id:atsuatsuoden510:20200401000625j:plain

これに食料、燃料がプラスします。10kgはいってないと思います。

ざっくり、テントと寝具、外で使うものの3点で構成されます。外で使うものは割と自由で、ここにキャンプの性格が出るのではないでしょうか。

1.テント(Naturehike:CloudUp2)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07KM4RJ32/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_kwuGEbAYXKD0X

テントは寝袋と並び、サイズ差が出るところだと考えています。オートキャンプ前提にしろ、でかすぎると運ぶのが手間なので、予算に余裕があるなら相応のものを選ぶといいでしょう。

予算とサイズ(収納時設営時いずれも)と機能のうち、全て兼ね備えたものはありません。大抵どれか1つは犠牲になるものです。私の場合、価格と機能をやや優先し、代わりに設営時サイズを妥協しました。Naturehike(ネイチャーハイク)は中国の後発メーカーで、その安さと、後発ならではのアイデアによる製品開発を売りとしています。前室が狭いので雨の日には向きませんが、軽いし設営も簡単で、最初のテントには丁度いいかなと思います。付属のペグもそれなりのものなのが良い。

ネイチャーハイクはテント以外にも、寝袋やマットも作ってるので、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか。

2.寝袋(Coleman:パフォーマーⅢ C5)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07HRQMV4M/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_oKwGEb1KH27GQ

荷物の中で最もサイズ差が出やすいもので、一般的にザックの一番下に入れるものです。これのサイズがザックのサイズにも左右します。それを知らずに買ってしまった結果えらい目にあいました。

寝袋には羽毛を使ったダウンと、化学繊維を使ったものがあります。値段や性能を取るなら化学繊維、サイズを取るならダウンというのがよくある選び方です。化学繊維の寝袋は想像以上の大きさで、並のザックではこれだけで半分を占めてしまいます。他は多少妥協してもいいですが、これだけはサイズ面で妥協しない方がいいです。

ちなみに、今回使ったColemanはオートキャンプ向けの商品に定評があるので、オートキャンプで使うならとてもいい物だと思います。

3.バーナー(BULin:キャンプストーブ分離型)
在庫切れのためリンクなし

ここからは好みで選ぶ感じになります。

バーナーは燃料の種類や形に違いがあり、ガスなら家で使うようなカセットボンベ(CB缶)とキャンプ向けのアウトドア缶(OD缶)があります。厳しい気候でなければ差は大きくありません。一応ガソリンを用いるのもあるそうですが、最初はガスでいいでしょう。

形については、缶の真上に火が出るものと、缶から離れたところで火が出るもの(分離型)があります。火の熱で缶が過熱するのが怖かったので、私は分離型を選びました。後述しますが、クッカーの中に入れられると省スペースになりますよ。

4.焚き火台(TOMSHOO:チタンウッドストーブ)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CYHXSJ2/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_oGwGEbSD57AFJ

これもまた人それぞれですが、なくてもキャンプはできます。焚き火をするのに直火禁止のところがとても多いため、焚き火をやりたいなら1個は持っておくべきでしょう。

焚き火台の中にも、調理に向いたもの、軽量省スペースのもの、大型のものと様々です。焚き火は家ではほぼほぼ試せないので、まずは安いものを1個買い、焚き火のイメージを掴んでから買い替えても悪くないと思います。

5. テーブル(CAPTAINSTAG:アルミローテーブルM-3713)
https://www.amazon.co.jp/dp/B000AR4TJQ/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_QNwGEb2CNJ1Q8

キャンプ場は平地ばかりとは限りませんし、地面が湿っていたりすることもあります。ですのでテーブルはなるべく欲しいものの1つです。

今回はド定番のものを選びました。省スペースのものは中々のお値段なので、これで足りなければ買えばいいでしょう。安いので損した気分にはなりにくいです。

6.椅子(iClimb:IC603)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07W3S4KTC/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_2ywGEb5C0MD3P

なくてもなんとかなるものですが、テーブル同様の理由で、あった方がいいです。

椅子は意外と重量があるものなので、リンク先のように軽量化のなされているタイプを買うといいでしょう。特に有名なのがヘリノックスというブランドで、その類似品が安くておすすめです。よっぽど無茶な使い方しなければ長く使えるはず。

7.クッカー(CAPTAINSTAG:ラーメンクッカーセット、キャンピングケトルクッカーM-7726)
https://www.amazon.co.jp/dp/B000AR4VO4/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_J0wGEb8GQH11G
※ラーメンクッカーはリンク先無し。ケトルは今回持っていきませんでした。

キャンプに求めるものは人それぞれですが、ほとんどの人は料理をその中の1つに挙げるかと思います。そうでないにしろ、食事するのにクッカーは必要です。

お湯を沸かすなり、肉を焼くなり、単純なものなら安いので大丈夫かと思います。煮込んだり蒸したりするなら、追加で用意すればいいだけですし。ただ、バーナーやガス缶が入らないサイズだと、無駄にスペースを食ってしまうので、その辺は気をつけましょう。ピッタリ入らなくても、巾着にでも入れとけばそこまで気になりませんよ。

8.ザック(HAWK GEAR:バックパック80L)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01AKAAJZK/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_smwGEb7PNQT3M

寝袋の項でも言いましたが、寝袋のサイズでかなり左右されるものです。値段はピンキリですので、可能なら店頭で背負ってみることをおすすめします。

忘れがちなのですが、ザック自体の重量も馬鹿になりません。私が使ったのは2.5kgはあったかな?荷物を減らして、ザックも軽いものにすれば、重量も違ってくるでしょう。

リンク先のザックは80Lですが、寝袋さえ小さくすればここまで要らないです。食料を入れるスペースが生まれるでしょう。テントをタープとハンモックにする等、限界まで軽量化したら、もしかしたらちょっと大きなリュックサックでもなんとかなるかもしれませんね。

9.ランタン(HOME ME:LEDランタン)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07QC5TNB4/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_WAwGEbJK6E66B

山の中は真っ暗です。焚き火してもすぐ側しか明るくなりません。明かりは必須です。

何でもいいです。私は見た目重視で選びました。でもガスや油のランタンよりは、電気のランタンを勧めます。近頃はLEDが普及しつつあるため、小型化したものも多いですよ。

10.その他小物(主に百均)

小物を入れる箱、トング(火バサミ)、割り箸、水で洗えるスポンジ、ペグハンマー(釘抜き)、五徳ナイフ、チャッカマンが百均。ウェットティッシュがスーパー。手袋をユニクロで(10年くらい前に)。

箱に何を用意するかは各人によりますが、割り箸は入れといた方が良いですよ。また、日を扱うなら手袋は重要です。火バサミも、燃え盛る炎に素手を近づけるのは危険なのでないと困ります。キャンプでは怪我しない、ミスしない、楽しむの順に大事ですから。

・改善点

焚き火台を用意したとはいえ、薪の端切れが弾け飛んだり、地面に落ちていたので、受け皿が欲しいと思いました。また、ケトルが欲しいなと思う場面がちょくちょくありました。他には焚き火をする際に、大きな薪を切るなり割るなりできるものが欲しいとも感じました。


以上になります。

キャンプ慣れしてる人からすれば当たり前のことだったりするかと思いますが、今後キャンプを始める方の参考になれば幸いです。

最後になりますが、アイドルマスターシャイニーカラーズをよろしくお願いいたします。今日から無料ガシャ始まりますよ!

https://shinycolors.idolmaster.jp/