兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

【剣盾ダブルS4、第5回うみオフ優勝】カウンターギャラパルトVMAX

 こんばんは、おでんです。剣盾ダブルS4で使ったパーティを紹介します。小規模ながら、オフでも優勝できたので、個人的にとても満足のいくできになっています。

f:id:atsuatsuoden510:20200402124545j:plain

 シングルの孵化余りで大体揃えられますよ。

・戦績

1.剣盾ランクマッチ(ダブル)最終15xx位(見逃した)
2.第5回うみオフ(ダブル)優勝

・構築に至る経緯

 INCで使ったイエライドをしばらく使い、マスター級までは調子が良かったものの、そこから中々勝てず、じわりじわりと順位を下げていきました。このパーティには弱点が多くあるのですが、特にバンドリュへの勝率が非常に悪いということで、バンドリュに絶対勝てるパーティを使いたいなと考えていました。

 ちょうどその頃、上位の方とマッチングした際、オーロンゲ+ウインディで起点を作り、後発のギャラドス+ドリュウズで殴るという構築にコテンパンにされました。特にギャラドスは凶悪の一言で、しっかりお膳立てさえできればシングルと比べても遜色ない活躍ができることに気付きました。

 これら2点のきっかけにより、まずバンドリュに勝つために硬い受け駒を揃えることにしました。その次に、起点を作ってから暴れさせるエースを選ぶことにしました。

 熟考の末、受け駒としてはスリップダメージを稼げて相手の火力を削れるガオガエンナットレイウォッシュロトムの採用が決まりました。エースについては、ギャラドスを1枚目、諸々の相性からドラパルトを2枚目にしました。

 最後の1枠ですが、色々試したもののしっくりこず、高速高火力パーティへの切り返しとしてミミッキュが収まることとなりました。

 以上でパーティが完成です。


・個別紹介

f:id:atsuatsuoden510:20200402124621j:plain
1.ガオガエン@とつげきチョッキ
おだやか、いかく
202(252)-x(0)-111(4)-100(0)-156(252)-80(0)
かえんほうしゃ/バークアウト/とんぼがえり/ねこだまし

 パーティの特殊受けを一手に引き受けるポケモン。親の顔より見たとか言わない。

 優秀な耐性(特にゴースト耐性は強い!)、いかくによる物理アタッカーの妨害、ねこだましととんぼがえりの両立により、7世代と変わらず強力なポケモンであります。バンドリュの流行やダイマックスのねこだまし耐性等、逆風は多々あるものの、気にするほどではありません。実際、うみオフではギリ耐えも多数見られ、やっぱり頼りになるな~と思いながら戦ってました。

 特にナットレイに飛んでくる炎技を受けるのに多用します。バークアウトは相手を削りつつ火力を落とし、特殊アタッカーの封じ込めを磐石なものにします。また、パーティで唯一の炎打点を持つため、相手のナットレイアイアントを倒すためにも重要です。この際、役割を遂行するまでに疲弊しては困るため、反動のないかえんほうしゃを採用しています。バークアウトの威力もささやかながら上がるため、おだやかの性格にしています。

 ちなみに、努力値の端数は、Sに振ってもいいかもしれませんね。


f:id:atsuatsuoden510:20200402124639j:plain
2.ナットレイ@たべのこし
のんき、てつのトゲ
181(252)-114(0)-201(252)-x(0)-137(4)-22(0)
ジャイロボール/パワーウィップ/やどりぎのタネ/まもる
S:個体値0

 パーティの受け駒その2にして、多くの物理アタッカーを屈服させてきた詰め筋です。

 受け駒トリオの中でも唯一能動的に体力回復ができ、序盤中盤における削り役や、終盤でのフィニッシャーとして活躍できます。物理耐久に特化し、ウォッシュロトムと並べてバンドリュを受け止めます。

 このポケモンが非常に強く、有利対面で交代読みやどりぎのタネを撃ってるだけで相手が疲弊していくため、当初想定していなかった新たな勝ち筋として確立しました。8世代のナットレイと言えばとつげきチョッキの印象が強かったのですが、良い意味で予想を裏切られました。

 ウォッシュロトムと並べるのが1番強いと思いますが、ガオガエンと並べても、ねこだましのおかげで炎タイプを前にしても動きやすいので悪くありません。序盤はこのポケモンを温存した立ち回りをすることも重要です。


f:id:atsuatsuoden510:20200402124653j:plain
3.ウォッシュロトム@オボンのみ
ずぶとい、ふゆう
157(252)-x(0)-174(252)-125(0)-128(4)-106(0)
ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/おにび/ひかりのかべ

 受け駒トリオその3にして、パーティの要。こいつがいないとドラパルトがかなり重くなります。

 おにびを入れるのが主な仕事です。ドラパルトやバンギラスに刺さると、そのまま放置してナットレイの詰めルートに入ることができます。ドラパルトが特殊型でも、ひかりのかべが刺さります。すりぬけならガオガエン後投げで安定するため、この2匹は対ドラパルトとして温存と見切りを見極めるのが大事になります。

 型としてのイメージは、GSウルトラのサポート型カプ・レヒレで、ガオガエンと並べることでそれっぽさが増します。カプ・レヒレと違ってボルトチェンジが使えるのが強いと思いました。


f:id:atsuatsuoden510:20200402124705j:plain
4.ドラパルト@じゃくてんほけん
いじっぱり、クリアボディ
190(212)-189(252)-95(0)-x(0)-95(0)-168(44)
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/はがねのつばさ/アクロバット
S:最速100族抜き

 ダイマックスエースその1。ギャラドスよりダイマックスすると専らの噂。

 最低限のSを確保し、耐久に回した保険型です。参考元より火力を意識してますが、これは取り巻きのサポートを見越してのものです。ダイマックスを切れば単騎で相手パーティを壊滅に追い込んだり、それが無理でもダイドラグーンからナットレイの詰め筋の補強ができたりと、小回りがきいて好きです。

 まもるがないのがとても不便だと感じましたが、中々切れる技がないのも事実。特にアクロバットは、ギャラドスのS操作兼削り技として最高の相性なので、強いて挙げるならはがねのつばさでしょうか。これはダイマックス中含めてほとんど使った記憶が無いので。

 ダイマックスさせなくても、ガチガチに固める都合上、案外保険発動の機会があります。ギャラドスとどちらをダイマックスさせるかは、考えるべきだと思います。


f:id:atsuatsuoden510:20200402124718j:plain
5.ギャラドス@いのちのたま
ようき、じしんかじょう
171(4)-177(252)-99(0)-x(0)-120(0)-146(252)
たきのぼり/とびはねる/パワーウィップ/まもる
H:10n+1

 本日の主役にしてダイマックスエースその2。ハマると試合が終わります。

 ドラパルト以上の爆発力を秘めており、削ってからのダイマックスでそのままワンパン祭り!と思ったのですが、実際はドラパルトのダイマックスの方が多かったです。想定通りにはいかないもの。

 とはいえ、ダイマックスドラパルトとの並びは強力で、ダイジェットで削りつつSを上げてもらい、集中で相手を落として特性発動というのは勝ちパターンの1つです。ダイホロウの追加効果も好相性。特にウインディより遅いポケモンなので、2枚目のダイジェット要員がいるのは心強い。

 もちろん単騎でも活躍しており、うみオフ準決勝ではかなりの劣勢からダイマックスを切り、そのまま3タテを決めていきました。シングル以上に通せる時の制圧力は高かったです。

 ちなみに、ギャラドスから組み始めた当初、ウォッシュロトムの採用に迷いましたが、弱点が被っていないこと、ナットレイに飛んでくる炎技からの引き先として有用と判断して投入しました。どちらも水タイプに打点を持っているのが使いやすかったです。


f:id:atsuatsuoden510:20200402124732j:plain
6.ミミッキュ@ラムのみ
いじっぱり、ばけのかわ
162(252)-156(252)-101(4)-x(0)-125(0)-116(0)
じゃれつく/かげうち/トリックルーム/ゴーストダイブ

 諸説枠。悪くはないけど手応えはない。

 高速高火力パーティが苦手だと感じたため、切り返しによく使われるトリックルーム役として、無難なミミッキュを選びました。特にリザードンはこちらの打点に乏しく、相方のフシギバナも脅威なため、ラムのみを持たせています。

 パーティ全体の火力が低いため、トリックルーム役にも火力を求めるべきだったかなと思います。あるいは、圧倒的な硬さでサポートもこなせるポケモンもいいかもしれません。

 それでも、出した試合はそれなりに活躍したので、6枠目の役割自体はこれで大丈夫かと思います。


・選出や立ち回りについて
1.
先発ウォッシュロトム+ナットレイorガオガエン
後発ドラパルトorギャラドスorガオガエンorナットレイ

 よく使う選出。先発で壁やおにびやいかくやバークアウトで相手の火力を落としつつ、ダイマックスエースの圏内に入れていきます。その際、受け駒でサイクル戦も視野に入ります。

 準備が出来次第、ダイマックスエースで各個撃破を狙います。ナットレイが温存できているなら、数を減らすと同時に詰め筋の選択も押し付けていきましょう。

参考:
twitcasting.tv


2.
先発ドラパルト+ギャラドス
後発ガオガエンorウォッシュロトムorナットレイ

 相手が低速中心だったり、殴り合いの方が良さそうな時の選出。いきなりダイマックスで相手のアタッカーを中心に倒していき、後半は控えのポケモンで詰ませます。

 ドラパルトとギャラドスの連携がいかに決まるかが大事で、ダイマックスを無為に過ごすと負けます。この選出自体はよほど自信がある時にしかしない方がいいでしょう。

参考:
twitcasting.tv


3.
先発ミミッキュ+ガオガエン
後発ナットレイorドラパルトorウォッシュロトム+ギャラドス

 トリックルームで攻める選出。できればあまりやりたくない。

 先発の火力が全くないので、早急に後発のポケモンで殴りまくるしかありません。ミミッキュの枠を変えれば、もう少しまともな勝負ができるかもしれない。要検討。


・苦手な相手

リザバナ...リザードンもですがフシギバナが厳しすぎます。ダイストリームで天候を取ってからダイジェットをするくらいしか思いつきません。

ジュラルドン...ドラゴンが比較的通る上、ダイマックスエースがいずれも不利なのが辛い。

ウインディ...ギャラドスより速い電気打点は強い。


・最後に

 今回のパーティ、ダブルのものですが、根底にはシングルの受け攻め両立の構築や、普段自分で使ってる積み展開の経験があると思います。色んな経験でできあがったパーティで、個人的に満足できる結果になりました。

 普段シングルをしている人にも、個体の用意と運用がしやすいパーティになっているので、来期のダブルのランク上げにでも使ってもらえれば幸いです。レンタルパーティも用意しておきます。

 来期は逆に、こういうダブルの経験を活かして、シングルを頑張ろうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

・参考
【ダブル】ドラパルトスタン
https://hiromoti.hatenablog.com/entry/2019/12/18/232717

f:id:atsuatsuoden510:20200402124854j:plain