こんばんは。楽しいポケモンライフ、過ごせてますか。私はカジュアルバトルが禁止級ありのルールしかなくてモチベが枯れてます。ランクバトルは...ねえ。
さて、そんな中でも最近使ってたポケモンの紹介でもしようかと思います。たまにはシングルの話をしないと、忘れちゃいそうなので。
無人発電所を入れてないデッキで当たったら絶望しかない。ドラパルトも然り(ドラパルトは無人発電所では止まらないけど)
1.着想の経緯
私は現在、シングルで積み展開を使用しており、当然のごとくダイジェットの使い手をエースとして考えておりました。環境で最速のドラパルトを抜ける78族以上の中で、いかに強いポケモンを探すか、そこに執心していたわけです。
そんな矢先、ランクバトルで当たったおいかぜエルフーンに、見事に切り返されて負ける試合がありました。こちらはダイジェットを積んで勝ちを確信していただけに、おいかぜという技の強さを思い知らされました。
このエルフーンは切り返しとしての採用だったのでしょうが、「これは積み展開の起点役としても有効なのでは...？」と考え、考察することとなりました。
2.おいかぜについて
ダブルではよく使われますが、一応説明しときます。
・使ったターンを含めて4ターンの間、味方のすばやさを2倍にする。能力のランク補正とは別に計算される。
使ったターンを含めるので、シングルでは実質3ターンしか効果がありません。ダブルでは、使った瞬間に補正が入るため、隣のポケモンが相手より先に動けたりするため、3.5ターン分効果があると言えます。
一般的に、おいかぜやトリックルームといった場に作用する技は、シングルよりダブル、ダブルよりトリプルの方が重要とされています。1ターンの行動数が増えるので当然ではありますが。トリックルームは切り返しとしての性能が非常に優れているためシングルでも使われますが、おいかぜはやはりターン数の短さで中々日の目を見ません。
しかしながら、今作はダイマックスがあります。おあつらえ向きに3ターン持続する上、ダイナックルやダイアシッドで火力を上げることができます。ダイジェットメインだと、どうしても1発の火力に悩まされがちですが、おいかぜのサポートにより火力を上げてからダイジェット、という立ち回りが可能になります。また、非ダイマックス枠でも、こだわりアイテムが人気の8世代において、火力と速さの両立ができます。
以上がおいかぜの強みとなります。それらを踏まえ、エルフーンの型を考えていきます。
3.型紹介
エルフーン@きあいのタスキ
ひかえめ、いたずらごころ
136(4)-78(0)-105(0)-141(252)-95(0)-168(252)
ムーンフォース/がむしゃら/おいかぜ/ちょうはつ
S:最速100族抜き
エルフーンは現環境で唯一、いたずらごころ+おいかぜの両立ができるポケモンとなります。先制技持ちでエルフーンより速いポケモンは、ドラパルトやエースバーンがいますが、これらはいずれもふいうちの使い手であり、おいかぜを止めることはできません。よって、大抵の場合で安全においかぜを展開することができます。
また、がむしゃらも重要な技で、範囲の狭いエルフーンが、おいかぜ以外にも削り役としての役割を持てます。この際、相手の補助技を封じるためのちょうはつも便利です。これらの技により、先発としての安定感が高まっています。トリルミミッキュと同じで、2番手に置いた方が強いっちゃ強いのですが。
攻撃技はアタッカーにもよりますが、ムーンフォース安定だと思います。ドラパルトやサザンドラといった速いポケモンに一方的に殴り勝て、半減以下にはがむしゃらが刺さるためです。追加効果のCダウンも強いです。
後ろに置くべきポケモンは、がむしゃらとじしんかじょうが噛み合っているギャラドスが筆頭になります。また、ダイマックスできてダイストリーム、ダイバーン等の天候やフィールド変化の技が使えるポケモン、ダイナックルやダイアシッド、ダイジェットの使い手も相性が良好です。特にダイジェット持ちは、これまで1回で十分な速さを得られなかった77族以下のポケモンにもチャンスが出来ると思います。あとは非ダイマックス枠でゴリラ並の火力を出せるポケモンも。
上でも述べた通り、特に2番手での活躍が光ります。これはトリックルームと同様で、シングルではおいかぜが切れるまでに試合を決めることが難しいためであります。 そのため、先発で雑に殴り合い、2番手エルフーン、3番手エースという形が理想的な組み合わせとなるでしょう。相手が起点を作りそうなら先発の方が安定でしょうが。
4.まとめ
ピーキーな性能のポケモンが増えて、中々安定した試合運びができないため、色々試していく中でおいかぜを使いました。ダブルのものという固定観念は外れたかなと思います。
シングルのおいかぜは、いずれ来るボーマンダやUBの解禁を考慮すると、まだまだ開拓の余地があると考えています。この記事を読んで、自身の引き出しに加えていただければ幸いです。
