こんにちは、おでんです。今回はシンフォニさん(@0920Cloud7)が主催された仲間大会「シンフォニカップGS」に参加しましたので、いずれ迎える公式ルール化に向けて記録を残しておきます。
ちなみに、対戦成績は4-1(回線切れ)、レート1546で4位でした。キャンプ先だったのと、1時間しか寝てなかったからしかたないね。
無難にまとめました。
・構築経緯
まず初めに、剣盾GS環境がどういうものなのか、先行研究を漁ることにしました。当初予想したソルガレオ環境というのはポケモンホーム解禁後も継続しており、ソルガレオミラーが多発することが考えられました。一方でムゲンダイナの使用率が高く、ダイマックス相手に引けを取らない火力を出せる点と高いすばやさを評価するに至りました。
この2匹を採用したムゲンガレオが手っ取り早く強そうだと判断しましたが、鎧の孤島解禁で増加したポケモン達の影響を追加で考えることにしました。特に厄介なのはエースバーン、雨の二大勢力。これらはパーティの本丸であるソルガレオに等倍以上の打点を持ち、ムゲンダイナに対しても同様です。ダイマックスという仕様は一般ポケモンに禁止級以上の力を持たせることができるため、これらに不利なままではパーティパワーを出し切ることは難しいでしょう。
こうした考察から、ソルガレオの火力を高めて何でもかんでも倒せるようにするパーティを目指しました。はじめはいばラムを使っていましたが、途中で路線変更してじゃくてんほけんを発動させる方向にまとめました。また、ムゲンダイナは火力よりも、多発するミラーやキングドラ、エースバーンを見られるようにハバンのみを持たせました。
これを軸に取り巻きを固めて、パーティが完成しました。1点を除いて中々好みの仕上がりになったと思います。
・個別解説
1.ソルガレオ@じゃくてんほけん
213(4)-207(252)-127(0)-x-141(252)-117(0)
いじっぱり、メタルプロテクト
メテオドライブ/サイコファング/じしん/まもる
パーティの本丸。全てのガオガエンを根絶やしにします。
ソルガレオというポケモンは思った以上にバランス型の種族値をしており、しかも伝説のポケモンがいる環境なので、鋼タイプにしては柔らかく感じます。ダイマックス技でBD共に伸ばせるので、試合展開を見ながら押していきます。
じゃくてんほけんは強い持ち物ですが、上記の通り柔らかめなポケモンなため、パーティ単位で守ってあげる必要があります。とはいえこのゆびとまれを使うわけにもいかないため、取り巻きで使い手の個性が出てくるでしょう。私はオーロンゲを選びました。
ソルガレオミラーでは相手のソルガレオの隣をバンバン倒していく役目になります。下手に殴ってじゃくてんほけん発動したら負けますので。バランス型なのは相手のソルガレオも同じですから、しっかりダイマックスを枯らしてサマヨールやオーロンゲで詰めていきましょう。
2.ムゲンダイナ@ハバンのみ
225(84)-x-115(0)-197(252)-115(0)-189(172)
おくびょう、プレッシャー
ダイマックスほう/かえんほうしゃ/ヘドロばくだん/まもる
S:最速エースバーン抜き
期待の新顔。ダイマックスできないかわりに種族値が690と少し高い。
ムゲンダイナの強みとしては、とにかくダイマックスほうです。相手のダイマックスに気兼ねなく殴りにいけるため、相手に後発ダイマックスを切られた時でも押し切りやすいのが魅力的。ただ環境がソルガレオなので、かえんほうしゃの方が重要だったり。
Sを落としているのはムゲンダイナミラーでハラハラしたくないためです。遅いと分かっていればそれ前提の立ち回りができますし、でんじはやトリックルームで行動順を変えられるのでそこまで不便ではありませんでした。
総じて強力ではありましたが、ザシアンでもいいかなとは思います。
3.トリトドン@オボンのみ
205(148)-x-100(92)-158(252)-104(12)-39(0)
れいせい、よびみず
まもる/だくりゅう/だいちのちから/れいとうビーム
S:最遅
HBD:配布個体につき割愛
先日配布されたカ・エール氏のJCS2019優勝パーティのトリトドンです。昨年がGSルールだったため、一切調整をいじらず採用しました。強い調整はパクるに限る。
このパーティでは一般枠にメタ要素を盛り込んでいます。トリトドンが担うのは対雨、トリックルーム。トリックルームは言うまでもなく。雨も、カイオーガがいなくてもダイマックスでパワーを出せるため、念入りな対策をすることにしました。
ムゲンダイナの代わりに選出することが多いです。鋼伝説やムゲンダイナ、レシゼクと有利な伝説も多いため、試合によってはこちらにダイマックス切ってもいいかもしれません。
4.ガオガエン@とつげきチョッキ
201(244)-121(0)-110(0)-100(0)-154(236)-84(28)
おだやか、いかく
しっとのほのお/バークアウト/とんぼがえり/ねこだまし
S:でんじはで最速100族抜き
D:11n
親の顔より見たガオガエン。ただし鎧環境では少々弱いかな...(対トリル、レシラム担当)
とにかくトップメタのソルガレオにいかくが入らないのが厳しいです。しっとのほのおでやけどを入れることはできますが、闇雲に使うとじゃくてんほけんのトリガーになるのが難しい。バークアウトもですが、全体技で誤爆する危険もあるため、今までと比べて窮屈な動きを強いられました。
ガオガエンが光るのは雪原以降でしょう。
5.オーロンゲ@リリバのみ
202(252)-140(0)-128(252)-x-96(4)-80(0)
わんぱく、いたずらごころ
ソウルクラッシュ/でんじは/リフレクター/ひかりのかべ
イエッサンが使用率1位の環境で逆に光るサポート役。対トリル、ミラー、雨その他諸々。
上から壁を貼れることにより、ダイマックスしたてのソルガレオの被ダメを軽減しながらじゃくてんほけん発動を狙います。でんじはもあるため、トリックルームに頼らずとも上を取れるのも魅力的。ソウルクラッシュはイカサマとの選択ですが、ウーラオスがキツかったのでソウルクラッシュに。
ここで、イエッサンの存在がちらつく方も多いと思います。ついでにソルガレオのサイコファングも。確かにこの2匹はオーロンゲを台無しにしてしまう存在ですが、こちらは悪2枚にソルガレオと、イエッサンを出せるものなら出してみろという並びで対策しております。当然サイコファングの通りも悪く、壁を割ってもダメージレースで負けるという寸法です。さらにリリバのみまで持たせることにより、ソルガレオなので、前でも強気な立ち回りが可能になってます。実際リリバのみの発動機会はとても多く、GSのオーロンゲのスタンダードになると予想しています。
6.サマヨール@しんかのきせき
147(252)-90(0)-200(252)-x-151(4)-27(0)
のんき、おみとおし
かげうち/おにび/てだすけ/トリックルーム
S:最遅
8世代も始まって9ヶ月経ってようやく手に入れました。化け物じみた強さ(対トリル、ソルガレオ)
相手のソルガレオの何が厄介って、メタルプロテクトもですが持ち物の判別が難しいことです。じゃくてんほけんを踏み抜かないために処理が後回しになりがちで、それはそれで辛いもの。その負担を解消できるおみとおしの価値は、通常ダブル以上です。その上おにびで念入りに機能停止を狙えるため、詰めの役割としても優秀。
しかしなんといっても、こちらのソルガレオの起動に役立ちます。ねこだましが効かないため、ソルガレオをダイマックス(ダイアース)させることにより、初手のガオガエンを問答無用で殴り倒すことができます。あとはてだすけでもトリックルームでも、好きなように動くだけ。ちなみに、てだすけはムゲンダイナのダイマックスほうと非常に相性が良く、無振りエースバーン程度ならダイマックスしていようがワンパンできるとんでもない性能になります。
B特化にしているのは、(ないとは思うけど)ルナアーラの珠ダイホロウが耐えられないためです。一方素のダイホロウは確2なので、ソルガレオ対策に寄せることにしました。のろいのおふだが流行るならDに少し割くのも一考。
・選出や立ち回り
先発...オーロンゲ+ガオガエン
後発...ソルガレオ+ムゲンダイナ
場を整えてから満を持して禁止級枠で暴れるパターン。相手のワイドフォースやサイコファングを否定していきます。
先発...オーロンゲ+ソルガレオ
後発...ムゲンダイナ+トリトドンorガオガエン
オーロンゲで補佐しながらソルガレオを動かすパターン。多分1番よくやるやつ。
先発...ソルガレオ+サマヨール
後発...オーロンゲ+ムゲンダイナorガオガエンorトリトドン
初手でトリックルームしり、ソルガレオを起動させるパターン。パーティ全体では後発ダイマックスを意識していますが、この選出だけは初手ダイマックスを切ります。
・反省点
元々入っていたエースバーンにちょうはつを持たせていたのですが、エースバーンが抜けた後にオーロンゲに持たせるのを忘れてました。おかげでミロカロス相手に地獄を見たので、壁のどちらかを諦めて持たせるべきだと思いました。
・まとめ
環境初期は強い勝ち筋を通す方がいいのはわかっていますが、敢えてメタを強く意識した構築にしてみました。上手いこと遊べるパーティになったと思います。
雪原以降は主にイベルタルが悩みの種になりますが、こちらが使うこともできるため、イベルガレオを軸に考えていきたいです。
しかし、ムゲンダイナ入の構築はムゲン〇〇というタイトルにできるのかっこいいな...。