兵どもが鍋の跡

お残しは許しまへんで。

キャンプレポ#1(千畳敷高原キャンプ場)

 

1.日時、場所

・2022年6月25日-26日
千畳敷高原キャンプ場(山口県長門市)

nanavi.jp


2.目的

・前回(3月)以降に購入したギアの試運転を行う。
・周辺の観光を楽しむ。
・高所、強風下でのキャンプのノウハウを学ぶ。


3.達成状況

・ギアの試運転···焚き火台(Hikenture、かまど型焚き火台)、テント(ネイチャーハイク、Tagar1)、枕(CanDo、100円)、クッカー(トランギア、ストームクッカー)を持参し、全て活用することができた。
・観光···周辺の観光地を、事前に調べたもの+現地で知ったものを一通り訪れる。
・強風下でのキャンプ···怪我なく終了。しかし何点かトラブルが発生し、その対処に追われた。

4.トラブルの発生について

・焚き火の火の粉が風に煽られ、テントやグラウンドシートに穴を開けてしまう。テントは補修済み(グラウンドシートは補修剤購入後補修予定)
・タープ用のガイロープを持ってくるのを忘れる。
・24日の時点で長門市入りしていたが、車中泊の際に暑さでかなり寝苦しかった。


5.所見

・強風下ということでどのようなキャンプになるかと思ったが、まずはテントの設営が難しい。グラウンドシートを張る側からテントが飛んでいきそうになるため、風よけとしても荷物箱は頼りになった。これに限らず、今回は駐車場からの距離が短かった上に他のキャンプ客がほとんど居なかったため良かったが、徒歩キャンプの時や駐車場が遠い場合は強風時の荷物の紛失には注意したい。
・風は調理や焚き火にも影響を及ぼした。焚き火のための着火剤は、着火したそばから消えてしまうため苦しんだ。風防を忘れたため薪で火室両側を塞ぐ等のアドリブの習得には役立った。調理はストームクッカーの力の見せ所だが、こちらも着火が難しい。また蓋による火力調整も、この風では消えてしまって困った。その他、オイルランタンも消えてしまった。風に限らず、イレギュラーの環境では、それに対応するギアの用意や、代替手段の準備が求められる。
・新たに購入したギアの中では、枕が予想以上に良かった。100円の、浮き輪のように膨らませる単純なものだが、そもそも今まで地面に枕する状態だったので段違いに快適になった。テントも、狭いながら寝る時だけ使うには必要十分、そして非常に軽い。シングルウォールでありながら前室後室が備わり、ザックでの徒歩キャンプなら靴含めてこれで事足りるだろう。焚き火台は、組み立て式で厚みのあるステンレス板、縦に薪を入れられるかまど型と中々個性的なものだが、耐久性(五徳を外さなければ歪みは小さい)も燃焼効率(ダンボール1箱分の薪がほぼ燃えカスなし)にも優れて良好。特筆するほどの軽量ではないが、代わりにコンパクトでより携行しやすい。薪を半分に切る手間だけが課題。これに関連して、ノコギリの刃をそろそろ交換してもいいかもしれない。
・今回の食事は、道の駅で調達。現地の食材を利用するのは持参するクッカーとの兼ね合いにより、最悪食べるものがないという場合が想定される。そのため、主食に関しては事前に用意しておいた方が振れ幅が小さくなって良さそう。
千畳敷は眺めもよく、周辺の観光地にも恵まれているため、初めてのキャンプで時間を持て余すこともないだろう。恐らく観光をせずとも上述の風との戦いがあるから終始忙しいだろうが、おすすめできる。予約不要、料金も極めて安い。ただし炊事棟、トイレ、自販機以外はないと思って良い(受付証を出している軽食店や展望台、ふもとに下りればスーパー等あり)
・高台ということもあり、厳しい坂道が多い。行きはもちろん帰りは下り坂としてハンドルを奪う。観光スポットの元乃隅稲成神社への道は特に狭いため、運転はもちろん整備もしておくと不測の事態になりにくい。


6.次回以降について

・風防、夜間の羽織るもの、焚き火シートをハトメ付きのものに交換する等の風対策を万全にして再訪したい。
・7ヶ月ぶりのオートキャンプとなり、少々荷物の選定が雑になった節がある。軽量ギアを揃えた徒歩キャンプを次回の方針にしたい。ザックに収めるのは当然だが、旅行用のスクエアリュック(32L)に入る分だけで行ってみるのもいいかもしれない。